5月28日、岩手県内では新たに11人の新型コロナウイルスへの感染確認が公表された。
患者が増え続けている盛岡市では、高齢者施設のクラスターを防ぐため、職員全員のPCR検査を定期的に行うと発表した。

新たに感染が確認されたのは盛岡市で9人、宮古市と県央保健所管内で、それぞれ1人の10代から80代までの男女11人。

このうち盛岡市の50代から70代までの男女4人は、クラスターが発生した市内の接待を伴う飲食店の利用客。
この店では感染対策はされていたが、カラオケなどでマスクをはずす場面があったことが分かっている。一連の患者の人数は、これで10人となった。

また、県は新たに82人の患者に対し、従来より感染力が強いとされる「N501Y」の変異ウイルスの検査をしたところ、約3分の1にあたる24人から検出されたと発表した。

県内の累計の患者は1407人、入院している人は86人となっている。

直近1週間人口10万人あたりの新規患者数は、県全体で7.7、盛岡市は21.6となっている。

盛岡市では、高齢者施設のクラスターを防ぐため、市内303の施設の職員全員5500人余りを対象にした定期的なPCR検査を、来週から実施することを発表した。

盛岡市ではこれで18日連続でステージ3の目安の「15」を超えている。

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