「第54回科学技術映像祭」教育・教養部門優秀賞受賞
2012年10月放送作品

 なぜ生き物は不思議な模様をもつのか?その理由はこれまで進化の自然選択や、遺伝子によって説明されてきた。だが実は生き物の模様は、砂丘の風紋などの、自然現象に現れる繰り返しパターンと同じ原理で作られることがわかってきた。さらにその原理は、20世紀の天才的数学者、アラン・チューリングが60年前に提唱したある数式に行き着くという。生き物の模様の謎から解き明かされる、生命現象の神秘に迫る。

【主な取材先】
近藤 滋さん(大阪大学大学院)
三村 昌泰さん(明治大学)
二宮 広和さん(明治大学)
堀川 一樹さん(徳島大学大学院)
中原 明生さん(日本大学)
高知県立文学館 寺田寅彦記念室

****************************************************************************
<『ガリレオX』番組ウェブサイト>
http://web-wac.co.jp/program/galileo_x/

#動物の模様
#チューリング
#AnimalPatterns

11 Comments

  1. 面白いですね!こういうのを見ると自分も研究してみたくなります。地面のひび割れはダイラタンシー的に粒子間のばらつきと結合する境界値などが影響していそうです。simulationで何か出せそうな気がして楽しそうです。成長する際のアポトーシス形状も制御物質の濃度と距離の関数で表現できそうです。
    このあたり、基礎方程式を入れて Deep Learningで大量の画像から答えを出すアプローチもやってみたいですね!

  2. 生命学以外にもこのような《模様》と《波》のような関係性とか…まだまだその
    【現象学的発見】があるのではないか?…と思ってしまいました❣️
    イメージだけで苦手だった世界が《日々のヒビ割れ》と呼んでいますが😀感覚的に同意でき科学や物理の近親感を享受できるようになりました。感動をありがとうありがとうございました❣️

  3. シマウマの模様が不思議なので、上野動物園で2時間見てた事があります。
    変人扱いされましたけど

  4. 疑問①。シマウマの模様は、この考え方でなんとなく解りました。が、三毛猫の模様パターンは、どうなんでしょうか?

  5. これすごいですねえ。とくにバクとパンダとホルスタインとシマウマが計算でできたときはびっくりしました。これ生命の不思議を解き明かす以外にも、人間の行動の効率化などに使えそうな気がします。飢餓問題なんかにも使えそう

  6. シマができる原理はそれでいいとして、何のためのシマ模様なのかには触れないのか
    シマウマがシマシマなのは吸血ハエに刺されにくくなるから、吸血ハエの生息地とシマウマの生息地が重なるうえ、普通の馬よりも刺されにくいのが実験で判明している
    同じ馬の仲間なのに一部に生息する馬だけシマシマなのは何か有利な条件がないと説明がつかない

  7. この反応方程式を宇宙の初期に上手く当てはめれば、銀河形成のプロセスを説明できるのではないかと思ってしまった。

  8. 縞模様に関する近藤先生の講義が日本物理学会のチャンネルで見れるので是非

  9. 近藤先生に出会えて本当に良かった。一生尊敬してます