東北電力などが出資する新電力会社が、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けたことが分かりました。
東北電力と東京ガスが共同出資し設立した、東京都の新電力会社・「シナジアパワー」は、関東圏の高圧・特別高圧の企業向けに、電力販売を手掛けていました。しかし、今年に入りロシアのウクライナ侵攻や燃料費の高騰で収支が悪化し、11月、電力事業から撤退。12月1日に破産手続きの開始決定を受けたということです。
東京商工リサーチによりますと、契約を締結していた顧客については、11月末までに、ほかの小売電気事業者などへの契約切り替えを促し、すでに完了しているということです。また、負債総額は今年3月末時点でおよそ182億円ですが、その後も変動している可能性があるとしています。
東北電力は「契約終了については全てのお客さまから合意を頂けたと聞いておりますが、会社の終了については出資者としては非常に残念である」とコメントしています。
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