東北電力は24日、家庭向けの電気料金について、来年4月からの値上げを国に申請しました。
値上げ幅は一般家庭の月額料金では2700円ほど増加する見通しです。
【東北電力 樋口 康二郎 社長】
「大変苦渋の決断ではありましたが本日、小売り規制料金について最大限の経営効率化を前提に値上げを申請させていただきました」
東北電力は24日、ウクライナ侵攻による燃料価格の高騰などを理由に、経済産業省に来年4月からの家庭向け電気料金の値上げを申請。
値上げ幅は31.72%で、一般的な家庭の月額料金は2717円増加し、1万1282円となる見通しです。
食料品など様々なモノの値段が上がる中での発表に…
【街の人】
「仕方がないかなと思って」
「今ね。どこもで物価高で値上がり続いているので、それはしょうがないかなと思っている」
諦めの声も上がりますが、すでに節電に取り組んでいる人が多いようです。
【街の人】
「エアコンをあまりつけすぎないでって言われている」
「睡眠の間はエアコンをつけずに毛布を1枚増やしたりとか、そういう風にして寒さを防いでいる」
「私たちは年金生活者だから、暖かい時は暖房を使わないようにいっぱい着て、夜は子どもたちが帰ってきたら、それなりに暖かくしてあげたり」
国は電気料金の負担を緩和する支援策として、来年1月から1kwhあたり7円を補助する方針ですが、東北電力が申請した値上げ幅で考えると一般的な家庭では補助分の1820円を差し引いても897円の負担増となる見込みです。
【西村 康稔 経産相】
「今般の電気料金の激変緩和策によってどの程度カバーできるかについては、現時点では予断を持ってお答えすることは差し控えたい」
こうした中、国の支援に上乗せする形で各自治体も支援を行っています。
【佐渡市 渡辺竜五 市長】
「物価高騰等が全ての世帯に大きな影響を与えているので、1万円分の応援券を支給する」
ただ、国による電気料金への補助は、来年9月以降、縮小される見通しで、今後も燃料価格などの高騰が続けば、そのタイミングで家計への負担が重くのしかかることになります。
今回、東北電力が申請した値上げ幅が妥当なのかは今後、経済産業省が審査することになります。

2 Comments
給料が上がればいいだけど、実質の手取りはむしろ減っている、だからちょっと値上げされただけで重く感じられる。
【悲報】燃料調整費は12月分からあがります
各自計算し心の準備をしましょう
1kwh当り 3.47(11月)⇒12.57円(12月)前月比 3.62倍!(序の口?)
前年0.31円(〃)前年比 40.5倍!
オール電化等プランで前年12月1000kwhとすると
+310円⇒+12,570円だよ!
(政府支援が1月に7円として7000円バック?)