新潟県村上市で開かれていたスケートボード日本選手権。男子パーク種目決勝には、北京オリンピックスノーボード男子ハーフパイプ金メダリストの平野歩夢が登場。期待の姉妹も表彰台に上るなど、新潟県勢が躍動しました。
11月24日から4日間、村上市で開かれたスケートボードの日本選手権。パリオリンピックに向けた強化指定選手の選考を兼ねたこの大会には、東京オリンピックのメダリストも出場しました。
ランを3本行い、得点を競うパーク種目には…
【桶屋美圭アナウンサー】
「スノーボードとスケートボードの二刀流に挑戦中の平野歩夢選手が姿を現しました。会場中から熱い視線が送られ、その期待の高さが伺えます」
東京オリンピックスケートボード日本代表で、北京オリンピックではスノーボード男子ハーフパイプで金メダルに輝いた平野歩夢が登場。予選後には…
【平野歩夢 選手】
「地元の人たちにも応援してもらってる恩は滑りで返せたら」
こう話し、地元・村上市で再び二刀流に挑んだ平野は圧巻の滑りで予選に続き、準決勝も1位で通過します。
優勝への期待が高まる中、迎えた決勝。最後まで高難度の技に挑戦しますが、3回とも転倒。最高得点は51.07にとどまり、7位となりました。
一方、女子パークで輝きを放ったのが、地元・村上市の中学3年生・菅原芽依と中学1年生の妹・琉衣です。
ともに準決勝で高得点をマークし、姉妹で決勝進出を決めると、迎えた決勝1本目。妹・琉衣が45点で暫定首位に立つと、姉の芽依も高さのあるエアを見せ、妹を上回る45.67をマークします。
しかし、去年の覇者・草木ひなのが1回転半の大技を成功させ、53.23でトップに。
勝負の3本目、暫定2位の姉・芽依はミスのない滑りで50.53をたたき出したものの、草木の得点を抜くことはできず準優勝。45.43と記録を伸ばした琉衣が3位入賞を果たし、姉妹で表彰台に上りました。
【姉・菅原芽依 選手】
「いっぱい練習したので、その成果が出てうれしい」
【妹・菅原琉衣 選手】
「技の質や滑り方をトップの選手を真似て、もっと自分の滑りをよくしていきたい」
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