サッカーFIFAワールドカップ2022。日本代表が強豪ドイツを相手に歴史的な逆転勝利を挙げました。
ワールドカップでの劇的勝利を、漫画『キャプテン翼』の作者・高橋陽一さん(62)はどう感じたのでしょうか。
高橋陽一さん:「漫画のなかでも、ドイツ戦って結構多く描いてきたので、すごい思い入れがありますし、目標にしてきた国であるし、サッカーだと思うので、そのチームとワールドカップの初戦で当たれるというので、すごく楽しみにしてて。選手全員フルパワーを発揮してくれて、勝利につながったんだなと。現実の世界でも日本がドイツに勝ったので、すごくうれしいです」
1981年に発表した『キャプテン翼』は、世界中のサッカー少年を魅了してきました。
メッシ、ネイマール、エムバペ。スーパースターたちも、キャプテン翼のファンです。
高橋さんは作品のなかで、ドイツを特別なチームとして描いています。
主人公・大空翼の最強のライバルとして登場する、カール・ハインツ・シュナイダー。必殺技はファイヤーショットです。
高橋陽一さん:「(Q.シュナイダーには、どんな思いが込められていますか)カールハインツ・ルンメニゲという選手がいて、その選手がモデルなんですけど、やっぱりドイツは伝統的にストライカーがいるので、本当に強いストライカーというイメージで作り出したキャラクター。最初にヨーロッパ取材に行ったのもドイツだったので、ドイツはヨーロッパのなかでも思い入れが強いチームでした」
高橋さんだけではありません。日本サッカーにとって、ドイツは憧れの国でした。
1960年、ドイツからコーチとして招へいされたデットマール・クラマーさんは“日本サッカーの父”と呼ばれています。
クラマーさんが日本に根付かせたドイツ流のサッカーとは…。ドイツのプロリーグ、ブンデスリーガで日本人として初めてプレーした奥寺康彦さん(70)に聞きました。
奥寺康彦さん:「自分たちが気付いてない、サッカーの大事なところ、技術面のところもありますが、ずっとドイツから学んだ印象がある。『しっかりボールをつないでいく』『シンプルにゲームを組み立てていく』というのは、日本の選手にとっては学びやすかった」
インサイドキックさえ満足にできなかった日本代表に、サッカーの基礎を教え、東京オリンピックではベスト8、メキシコオリンピックでは銅メダルに導きました。
奥寺さんもドイツサッカーに魅せられた選手の1人です。
当時のブンデスリーガは、スーパースターたちが集まる世界最高峰のリーグでした。
奥寺康彦さん:「やっぱり最初に行った時は、速さだったり、強さだったり、激しさだったりが非常に戸惑った。日本でやっていた時より全然違ってきた」
奥寺さんのプレーを、高橋さんはスタジアムで観ていたといいます。
高橋陽一さん:「実際、ドイツ行った時は、街を案内してもらったりした。本当にリスペクトする偉大な選手だった」
その時の体験をもとに描いたドイツとの試合は、現実と同じ精神力の戦いになりました。
高橋陽一さん:「ドイツにもゲルマン魂、日本にも大和魂というのがあって、なめてかかってくることはないだろうなと。日本も気持ちでは負けてなくて、最後まで粘り強く守って、本当に魂と魂のぶつかり合いの試合だった」
そして、結果も現実と同じ、日本の勝利でした。
高橋陽一さん:「(Q.取材当時(80年代)の状況と今回の違いは)当時は日本にプロリーグがまだなくて、実際にドイツのクラブチームを取材させてもらうと、これはダメだな日本は、ワールドカップに出るのは無理だと、実際にはその時思った。短期間と言っていい時間のなかで、ここまで来て、ドイツに勝つ日がくるとは、その時は夢にも思っていなかった。(Q.思い描いたことが実現した)そうなればいいなと思って描いたことが、現実の世界でもかなった。サッカー自体が今、日本でもこれだけ盛り上がって、すごいパワーを持ったスポーツだなと改めて思ったし、そういうスポーツを描けて幸せだと思う」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
17 Comments
相手にシュナイダーがいなかったからね
Oliver soccer
Thank you Mr. Takahashi for creating Juan Diaz with Maradona in mind. Surely your work served as an inspiration to his soccer players who now shine in your Japanese team. Love and respect from Argentina. 🙌🙌🙌
十数年前に韓国の本屋で『キャプテン翼』を見かけたが、表紙の翼くんが着てるユニフォームが日の丸ではなく太極旗だった
知り合いに聞いてみると、韓国では『キャプテン翼』ではなく【キャプテンナルゲ】として有名で、
漫画内に出てくる日本特有の表現は全て排除し、文字やデザインを韓国風に書き換え、韓国設定の漫画になってて驚いた
韓国人は外国で初めて日本の漫画だったと知るらしい
Congratulations 👏 台日友好
この取材いるか?
前回大会だったか、高橋先生の描いた日本代表応援イラストが思い出される みんな20頭身くらいあった
ドイツは前半はカンペキだったね
キャプテン翼ってまだやってんの❓🥺
キャプテン翼は架空ではない
現実になる!
等身だけどうにかして
Merci monsieur Takahashi😉👍👏🙏 pour ce manga légendaire Captain Tsubasa !
Vous avez inspiré les fans et aussi les plus grands footballeurs !
Une finale France-Japon serait merveilleux 😋!
Allez les bleus 🇨🇵 et allez les samourais bleus🇯🇵 !
40年前にキャプテン翼が始まらなかったら、日本のサッカーはここまで発展していなかったかもしれない。
そういう意味ではキャプテン翼の日本サッカーにおける貢献度は相当なものだと思う。
12頭身の大谷は野球選手ですよ
おーあなたが高橋さん。こどものころから見てますよ。
日本のサッカーの歴史を知れて良かった。ドイツに感謝
「世界中のサッカー少年を魅了してきました」
ここ間違い
「世界中の少年を魅了してきました」だよ
キャプテン翼登場以前に日本にサッカーは存在しなかったと言っても良いと思う
ペレがいてマラドーナがいて大空翼がいる
フィクションなんだけどそれくらいの影響力があると言っていい存在だと思う