14日、長野県松本市の乗鞍岳で雪崩が発生し、登山中の男性5人が巻き込まれ、1人が死亡しました。

 14日午前10時ごろ、長野県松本市の乗鞍岳で雪崩が発生しました。雪は幅200メートル、長さ300メートルにわたり崩れ、登山中の男性5人が巻き込まれました。

 救助にあたった人は「かなり(雪崩は)大きいなと思った。僕が行った時は、もう周りの人が出してくれたんですけど、完全に埋まっていた」と話します。

 また、雪崩に遭遇した人は「お医者さんが、たまたまいたんだと思う。 その方が指示して、心肺蘇生したり、人工呼吸したり」と言います。

■救出された男性“当時の様子”を語る

 滋賀県に住む戸田尚哉さん(49)が心肺停止の状態で見つかり、その後、死亡が確認されました。また、2人が軽いけがをしたとみられています。

 警察によりますと、救出された1人は、当時の様子を次のように話しているということです。

 「『雪崩だ』という声で気付いたが、あっという間に巻き込まれ、木に引っかかり止まった。全身埋もれていたが、右手を動かして、必死に雪をかき分け、顔を出して助けを求めた」

 今回の雪崩は、古い積雪の上に積もった新雪の層が滑り落ちる現象「表層雪崩」だった可能性があるということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

WACOCA: People, Life, Style.