新型コロナウイルスの影響で延期されたアメリカ音楽界の祭典『グラミー賞』の授賞式が行われました。“男性・白人優位の選考”と批判されることもありましたが、今回は、主要4部門を女性アーティストが占めました。日本でも人気の高い韓国の男性アイドルグループ『BTS』は初めてノミネートされたものの受賞はなりませんでした。

そして、ドラマーでパーカッショニスト・小川慶太さん(38)が参加するバンド『スナーキー・パピー』の『ライブ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール』が、最優秀コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム部門を受賞。小川さんは、2度目のグラミー賞受賞という偉業を成し遂げました。小川さんは、5年前、報道ステーションのオープニングテーマ曲を手掛けた『ジェイ・スクアッド』にもドラマーとして参加していました。

◆ニューヨーク在住の小川慶太さんに聞きます。

(Q.受賞を受けて、いまの思いを教えてください)
素直にとっても嬉しく思っています。初めて受賞したときよりもさらに反響がすごく、いろいろな人からたくさんのお祝いのメッセージをいただきました。

(Q.今回、受賞したアルバムは、コロナ禍の前、2019年11月にライブ会場で収録されたもので、いまとは違い観客がいました。このアルバムに対して、どのような思いがありますか)
2年前の会場は、すごく大きく、約5000人が入るところで、ソールドアウトのショーでした。そのときのお客さんの熱気、そしてスタッフのエネルギーがよかった。そのエネルギー、空気感がアルバムに出ていた。今回、コロナで演奏がまったくできなかったり、演奏の機会が減ったりした状況で、このアルバムが受賞したということはすごく意味のある特別なことだと思います。

(Q.ニューヨークは少しずつ経済活動が回復してきていると思いますが、この1年、音楽活動は難しかったと思います。どのような生活、環境でしたか)
これまでツアー活動で1年の半分ほど家を空けていたのですが、それがこの1年まったく出来なくなりました。演奏活動はできませんでしたが、家で録音、あとはレッスンをしたり、ワークショップをしたりするのが主な仕事の形になっていました。

(Q.日本に来る予定はありますか)
ヨーロッパのツアーが、夏から今年の終わりにかけて入ってきています。秋ごろに日本に行く予定ですが、いまのところ14日間の自主隔離が解除になっていませんので、それが解除にならないと日本でツアーをするのは難しいかなと思います。ただ、徐々に変わってくると思いますし、解除されたら日本でツアーもできると思いますので、楽しみにしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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