オープンから1週間余りが経った、愛知県長久手市の「ジブリパーク」。当初、懸念されていた交通の混雑は今、どうなっているのでしょうか。
連日、予約枠がいっぱいとなり、にぎわう「ジブリパーク」。全国から集まるジブリファンが、思い思いの仮装を楽しんでいます。
そんなジブリパークに最も近い愛知高速鉄道「リニモ」の「愛・地球博記念公園駅」。9日朝の様子は…
「午前8時半過ぎです。リニモから降りてジブリパークに向かう人たちと、大学へ向かう学生たちが利用する駅ですが、この時間は学生が多いように感じます」(記者)
「愛・地球博記念公園駅」が最寄り駅となる愛知県立大学では、ジブリパークでリニモの利用客が増えることから、開園前、学生たちに早めの登校を呼びかけていました。しかし…
「最初だけ少し早めに出てみたけれど、そんなに(人混みは)変わらなかったので今はいつも通りに来ています」
「午後5時半ごろの帰りの時間帯が割と混んでるかなという感じですね」
「帰りはたまに座れるけど、大体座れないですね」(愛知県立大学の学生)
藤が丘駅の利用者「祝日以外は開園前と変わらない」
一方こちらは、始発の藤が丘駅。2005年の愛知万博の時は、乗客たちの“滞留”が問題となりました。
「当時は、改札も人を止めないとホームの中に入れないような状況で、非常に多くの方で混雑したと聞いています」(愛知高速交通 藤が丘副幹事駅長 宮永規生さん)
地下鉄からの乗り継ぎポイントとなっている藤が丘駅では、2005年当時は、輸送力の違いから、リニモへの乗り換えを待つ人たちが駅前にもあふれました。
しかし、ジブリパーク開園後の今は…
「11月3日の祝日の日はすごく混んでいたが、それ以外は開園前とそんなに変わっていない」
「リニモの車両の便が増えたので混雑は感じていないですね」(藤が丘駅の利用者)
ジブリパークの一日当たりの来園者数は約5000人。愛知高速交通は、11月は午前8時台と9時台に1本ずつリニモを増便していますが、今後は「状況を見て増便を継続するか検討する」としています。
リニモはラッピングで“ジブリ仕様”に
ジブリパークへの主要な交通手段となる「リニモ」。一部の車両は、特別バージョンになっています。
10月11日、メ~テレのカメラはリニモの車両基地に潜入。この日は“お色直し”の真っ最中でした。
「ラッピングというのは、すべて手作業なんですね。1つ1つ空気を抜いてる作業が行われています」(記者)
車体を新たに塗装するのではなく特殊なフィルムを貼っていく「ラッピング」。はがせば元の姿に戻せるメリットがある反面、しわがないよう仕上げるのは、とても難しいそうです。
慎重な手作業が続き、少しづつ“変身後”の姿が見えてきました。
車両の中に入って外を見てみると…『となりのトトロ』に登場するの「まっくろくろすけ」と目が合っているような気分に。
作業開始から約4時間。車両の片側のラッピングが完成しました。
ジブリパークのラッピングが施された車両は9編成のうち1つのみ。運よく乗れたら、来園前のテンションが一気に上がりそうですね
「ラッピング車両は華やかで見ていても楽しいということで、利用されるお客様にも目にとめてもらって喜んでもらえてると感じています」(愛知高速交通 宮永規生さん)
またリニモ以外の公共交通機関として、尾張瀬戸駅や名古屋駅などから直行バスが出ているほか、愛知環状鉄道の新豊田駅を経由するシャトルバスも運行されています。
マイカー対策も様々 掲示板や専用レーンも
一方、マイカーでの来園への対策も。
「これが新しく整備された電光掲示板ですね。パークに向かう道を教えてくれます」(記者)
パーク周辺の道路上には、あちこちに電光掲示板が。『ジブリパーク 側道の左車線へ』などの道案内がされています。
さらに側道をおりると、新たな整備が…
「交差点手前の3車線。車はスムーズに左折の専用レーンに入っています」(記者)
パークの目の前にある交差点は、以前は車が連なる場所でしたが、信号に関わらず、左折できるように変更されました。
開園から1週間余り 今のところ祝日や週末も目立った渋滞見られず
また付近には人気家具店「IKEA」があり、もともと渋滞が発生しやすくなっていたため、交差点を改良。
名古屋方面からIKEAに向かう車で直進車線が混雑し、ジブリパーク方面に向かう右折の車線が後方で渋滞しないよう、右折の専用レーンを、より手前から作りました。
またジブリパークから名古屋方面に向かう左折の専用レーンを新設。左折した後もスムーズに合流できるよう、レーンも長くしました。
愛知県によると、今のところ祝日や週末にも目立った道路渋滞は見られないということです。引き続き、公共交通機関での来場を呼びかけています。
(11月9日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
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