11月5日は東日本大震災を機に制定された「津波防災の日」です。それを前に、仙台市の指定避難所となっている、若林区の小学校では4日、津波避難訓練が行われました。

この訓練は「津波防災の日」に合わせ、仙台市が毎年行っているもので、4日は市内50カ所の津波避難施設で、大津波警報が出された想定で行われました。

担任の先生
「防災頭巾と赤白帽子をかぶって廊下に出ます。必ず椅子を入れてください。ここも避難所になります」

このうち県が公表した新たな津波浸水想定で、50センチから1メートル浸水すると想定されている若林区の六郷小学校で行われた訓練には、児童のほか地域住民も参加しました。
六郷小学校はもともと校庭が避難場所でしたが、新たな想定により、校舎2階以上への避難が必要となり、参加者は津波の到達予想時間までに校舎の屋上に避難する流れを確認していました。

訓練に参加した住民
「けっこうきついです。1階から一気に上がるのが」

2年生
「緊張したけど頑張れた」

6年生
「みんなでちゃんと行動ができてよかった」

仙台市危機管理局 長濱俊伸 減災推進課長
「命を守る行動ということで、避難エリアからの外への避難ができない場合は、こうした小中学校のような堅牢な建物の垂直避難をお御願いしたい」

仙台市は新たな浸水想定を受け、年度内に新しいハザードマップを全ての世帯に配布する予定です。

WACOCA: People, Life, Style.