俳優の市原隼人(34)が、城桧吏(かいり、14)の初主演映画「都会(まち)のトム&ソーヤ」(7月30日公開、河合勇人監督)で天才ゲームクリエイター集団のリーダーを演じることが23日、分かった。
正体不明のカリスマクリエイター集団「栗井栄太(くりいえいた)」に所属し、ゲーム作りに命を懸ける神宮寺役。シナリオ担当の鷲尾役の本田翼(28)、音楽・グラフィック担当の柳川役の森崎ウィン(30)、天才プログラマー・ジュリアス役の玉井詩織(25)と共に、街中にゲームを仕掛け、主人公(城)らの前に立ちはだかる。
シリーズ累計200万部超の、はやみねかおる氏の人気推理小説シリーズが原作。タイプの異なる中学生コンビが謎解きゲームのクリアを目指し、推理と冒険を繰り広げる。映画版は、原作にはないオリジナル物語が展開される。
市原は「楽しい現場で、もっとお芝居をしたいと物足りなさを感じるほどでした。夢に向かって努力し、仲間ができることの素晴らしさ、あの時に戻りたいという懐かしさが感じられる作品。その世界観を味わってもらいたいです」。ゲーム好きの本田は「映画を見ながら謎解きゲームに参加しているような感覚を楽しんだり、子供たちの友情や成長に感動したりできる作品。ゲームの魅力が詰まった、好奇心がくすぐられる冒険のような映画になったと思います」と話した。
主題歌は緑黄色社会が歌う「アーユーレディー」。映画主題歌は「初恋ロスタイム」(19年)の「想い人」以来2度目。「なかなか一歩が踏み出せず、もんもんとした日々を過ごしている人が、自分の夢ややりたいこと、生きがいと向き合うきっかけになったらうれしい」と願った。

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