ママになってもその強さは変わりませんでした。石川県津幡町出身で女子レスリングオリンピック2連覇中の金城梨紗子選手が、東京オリンピック以来437日ぶりの復帰戦を見事な強さで飾りました。
16日、静岡県焼津市で行われたレスリング全日本女子オープン。そこにいたのは津幡町出身のレスリング最強姉妹、川井姉妹です。
2人が揃って出場するのは、姉妹で制した去年8月の東京オリンピック以来1年2か月ぶり。姉の梨紗子選手は結婚・出産を経て437日ぶりとなる復帰戦です。
生後5カ月の愛娘も来場し、2年後のパリオリンピックを目指すママと叔母さんを応援します。
しかし、62キロ級にエントリーした妹の川井友香子選手は試合前に腰を痛め、無念の棄権。姉のサポートに回ります。
梨紗子選手:
「緊張で震えそうになった。マットに上がると『帰ってきたな』と…」
試合開始直後から梨紗子選手は一気に攻め込むと、復帰初戦をわずか51秒で飾ります。次の試合も10対0で圧勝し、迎えた決勝戦。ここでも相手に1ポイントも奪われず9対0で勝った梨紗子選手。オリンピック階級ではない59キロ級でのエントリーとはいえ、パリに向けて順調なスタートを切りました。
梨紗子選手:
「出産して最初に練習を始めた時は準備運動もままならないぐらい不安があった。出産前とは別の自分だと思って成長していると思う。次のステージまでの道のりがどうなるのかどんな経験ができるか楽しみ」
梨紗子選手の試合をセコンドとして見守った妹の友香子選手は大会後、「わが姉ながらスゴイ。こんなにも圧倒的な強さだとは思わなかった」と話していました。
石川さんLiveNewsイット https://www.ishikawa-tv.com/minnano_news/
(2022年10月17日放送)
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