気仙沼市では、東日本大震災の津波により被災した田んぼで、当時のボランティアなどと交流しながら稲刈り体験が行われました。

イベントを企画したのは津波で妻を亡くし2年後に被災した田んぼで米づくりを再開した佐藤誠悦さん(70)です。
10月8日は当時ボランティアとして気仙沼市に訪れていたおよそ100人が、たわわに実った「ひとめぼれ」の稲を鎌を使って刈り取っていきました。

稲刈り体験に参加
「最後にバッと切るところが楽しい気持ちよくて」
稲刈り体験に参加
「前を向いていく姿を誠悦さん自身がしているのでそれに刺激を受けている」

稲刈り体験を企画した佐藤誠悦さん
「人のつながり、縁を大切にしていくことが大事だということを知らされた」

作業の後は新米のおにぎりやはっと汁を味わい、震災からの復旧を噛みしめていました。

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