監督
澤井信一郎

出演
後藤久美子
仲村トオル
佐藤友美
露口茂
緒形拳
高峰三枝子
柳沢慎吾

製作年
1988

内容
大学の山岳部員上條明は、以前家庭教師をしたことのある広瀬由美と偶然新宿の路上で再会した。私立中学の2年で14歳になる彼女は大人っぽく綺麗になっていた。ある日由美の母・友子は大学病院の医師・千葉から、娘が白血病であと半年の命しかないことを知らされる。夫と別れてから女手一つで育ててきた友子は娘に残りの人生を自由に豊かに送らせてやりたいと思い、由美が兄のように慕う明に恋の相手を頼んだ。明は戸惑うが、友人として出来る限りの協力をすることにした。しばらくは由美の病状も変化はなく平穏な日々が続いたが、初夏を迎えて明が教育実習のため長野へ帰省するという日に、由美が学校で倒れた。友子の友人・吉野琴のもつ軽井沢の別荘で療養することになった由美は、時折明の教える中学を訪ねた。そして自分の病気に不安を抱きながらも、明と一緒にいることで安堵するのだった。明るく楽しそうな由美を見て、明は死の訪れる瞬間まで由美と共に生きようと思った。夏が終わり東京へ戻ると、由美は病院で集中治療を受けなければならないほど病状が悪化していた。入院が近づいた日、明と由美はホテルのディナーショーや山岳部のコンパで楽しんだ。その帰り道、由美は明に「もっと生きたい」と自分の感情をぶちまけた。別れた父とも再会を果たした由美を、明は登山に誘い、医師や友子も賛成してくれた。ロープウェイで穂高の中腹まで登り、頂上を目指す2人。息をはずませながらも楽しそうに微笑む由美はまた上に登ろうとするが、明は途中で由美をおぶって下山することにした。明は「やるだけやったじゃないか」と声をかけるが、由美は熱に浮かされていてほとんど反応がない。「明さんのお嫁さんになりたい」と呟く由美に、「もうお嫁さんじゃないか」と答える明。やがて2人の姿は山裾へと消えた。そして由美の部屋の机の上にはひっそりと花の鉢植えが置かれ、穂高の中腹には由美が明との登山の記念にと積み上げたケルンが残された。

28 Comments

  1. ゴクミ美しかったけど思春期を過ぎたら超美形から普通の美人になっちゃった。

  2. 久美子真的太美了!記得中學時期課桌上都會壓著她的照片,收集了好多!

  3. 私…当時仲村さん好きで見に行きました。🤭恥ずかしい🎵
    しかし名優ばかり
    高峰三枝子 三田佳子 佐藤友美 露口茂 緒方拳とは今さらびっくり👀

  4. 50作目の寅さんから飛んで来たけどこちらも泣かしてくれそうなドラマですね、財津さんの音楽もこころに突き刺さります、この3分間で観たくなりました、だれかUPしてくれないかな・・・。

  5. 謎解きや複雑な伏線のある映画は確かに面白い(主題かは良すぎ、笑)けど、今さら観たくなる感じが溢れている映画。かも

  6. ヤマさんに緒形拳に高峰三枝子に名俳優揃いの映画やな 今のラブストーリー映画はなんか似たり寄ったりで安っぽい

  7. 主題歌がストーリーを超えてしまった、パート2 確かに言えてる。
    佐藤友美、三田佳子、高峰三枝子、緒形拳、露口茂、更に岸洋子を出すとは、流石沢井信一郎監督。

  8. 33年前で当時15歳の後藤久美子さん、大人っぽいですね。演技もあどけない感じがします。当時からとても美人ですね☆

  9. 今年17歳の高校生です。昨日U-NEXTで拝見しました。仲村さん目当てでみましたが感動しました。ラブストーリーを君に最高です!

  10. CBXが(赤いバイクの事)二束三文だった頃の映画!最近の若者が感動してゴクミとトオルを気どりたくても叶わないくらい高くなった❕
    今では500万くらいかな⁉︎某バイクショップが強引に値を吊り上げたからね。

  11. 返す返すも後藤久美子の娘がアレジ似であることが残念である。
    映画は見た記憶がないが,この浴衣姿は結構記憶に残っている。劇場予告は見たような気がする。

  12. 急性骨髄性白血病私の母親は、この病気で亡くなった。私が、代わってあげたら?言ったら母親は、泣いて私だから良かったんだよ。娘が母親より先に亡くなって如何するの?親不孝言うんだよってでも、私は、また、彼の所帰るくらいなら死にたい言った。好きでも無い人と暮らすって、どれだけのストレス抱えるか?話した。母親は、家に、帰りなさいとしか?言わなかった。泣いて暮す事になった。折角離婚までして、実家に帰ったのにね。😌🌹🍀

  13. 財津さんの曲が重すぎて作品が希薄になってますね。主題歌に作品が負けてます。
    白血病で恋人が死ぬという設定は、ある愛の詩という名作映画がきっかけです。

    白血病で死ぬというのは山口百恵さんの、赤い疑惑など、日本でも散々使いまわされてますから、
    脚本自体が安直といっては失礼ですが、ほかになかったかなと残念です。

    白血病でなく、他の臓器の癌など、助かるかどうかの瀬戸際であのラストシーンなら、
    病気との戦いを示唆する明るい天望で終わり、そこでこの曲が流れたら、
    ハリウッド映画の不屈の名作、風と共に去りぬのような、明日は明日の風が吹く、
    という有名なあのラストシーンの言葉を彷彿とさせる、いい終わり方というのも
    あったかもしれません。

    病気をテーマにした作品で、必ず主役が死ぬというのはどうなのかなと思いますし、
    日本人は悲しい作品を好みますが、この曲をラストに使うなら、あそこで
    後藤久美子を死なせない方が、むしろ感動は大きかったかなと思います。