唯一の希望となるワクチン接種へ、歯科医も薬剤師も総力戦です。

 神奈川県大和市の集団接種会場に18日から新たな打ち手が加わりました。それは市民病院の歯医者さんです。

 市によりますと、歯科医師による接種は全国初です。

 歯科医師による接種は打ち手不足を解消するため、先月に特例措置で認められたものです。

 菅総理大臣は7月末の接種終了を目標にしていますが、全国の自治体のなかには8月や9月にずれ込むとしている所もあります。

 群馬県太田市もその一つでした。すると、総務省から電話があったといいます。

 群馬県太田市・清水聖義市長:「どういう理由か分からないけど、7月中に終えてくれという、そういうお願いだった」

 ただ、電話があった先月27日時点では・・・。

 群馬県太田市・清水聖義市長:「ワクチンが来なかった。何もないんだから。何もないのに早くやれったって、そんなことはできるはずがないじゃないですか」

 その後、太田市は7月末の終了に計画を修正しました。

 接種の現場ではワクチンを薄めすぎてしまったなどのミスも相次いでいます。

 北里大学病院ではワクチン調整のため、来月から集団接種会場に薬剤師を派遣します。それも休日返上で現場に入るといいます。

 北里大学病院薬剤部・坂倉智子課長:「ミスを防ぐためには専門的な目を持ってしっかりと管理をしていく、我々は我々の責務を果たすだけ」

 ただ、薬剤師の役割はさらに増えるかもしれません。

 “ワクチン担当”河野太郎大臣:「歯科医師も打ち手に加わって頂くことになった。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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