北海道東部の厚岸町では、津波から命を守るためにCGを使った再現映像を公開しています。

 市街地のほとんどが押し流されるという再現映像で、防災意識の向上を呼び掛けています。

 ナレーション:「津波は学校や住宅が集まる中心部へと流れ込みます。流れ込んだ津波が跨線橋を駆け上がります。厚岸駅西側では、最大15メートル浸水。市街地に逃げ場はありません」

 北海道東部の厚岸町。

 新鮮なカキで全国に知られる、人口約9000人の海辺の街です。

 その厚岸町がホームページで公開しているのは、巨大地震による津波をCGで再現した映像です。

 海岸から流れ込んだ津波が、家を乗り越え道路を飲み込みます。

 車で逃げますが、渋滞が発生し全てが濁流に押し流されてしまいます。

 ナレーション:「沿岸部の津波は最大で13.4メートル。街へ侵入した津波のスピードは時速約40キロメートル。津波を見てから走って逃げることはできません」

 命を守るために制作された映像ですが、地震発生から最短22分で最大21メートルの第1波が町を襲うというリアルな映像に町の人は…。

 町民:「(東日本大震災のときは)この辺も一面が水だった。歳をとったら逃げようと走っても間に合わない」

 海岸沿いに町の中心部が広がる厚岸町。

 住宅も商店も学校も、あらゆるものが津波に押し流され、さらに防災を担う町役場もまた水没するおそれがあるのです。

 厚岸町 危機対策室 吉田 剛さん:「映像という分かりやすい形で津波の浸水想定を理解してもらい防災計画に役立てたい」

 町では12年前から、町内の数少ない高台に、徒歩で避難が可能な施設を整備しています。

 4年前に海岸から高台に移転した消防署。

 ユニークなCMで知られる道の駅も、実は当初から避難所として設置されたものです。

  厚岸町 危機対策室 吉田 剛さん:「町民は真っ先に高台に逃げる想定で周知している。映像を冷静に受け止めてもらい家族間で防災を考えてもらえれば」

 いつやってくるか分からない巨大地震。

 厚岸町は防災意識の向上を呼び掛けています。

9 Comments

  1. あんなことあったのに沿岸地域に住んでるやつすげーわ。もうあんなこと起きないと思ってるんでしょうね笑

  2. 個人ではどうにも
    成らない
    どの海辺の街も他人事
    ては無い 私は海無し県だが 海水浴や遊びに
    行った時に
    遭遇する可能性も
    有る
    行政は地元民だけでは無く
    観光客にも
    周知し マップ等も配布
    して欲しい

  3. 自分は千葉県ですが、全国どこへ出掛けても
    「いま地震が来たらこうしようか」
    「いま津波が来たらこうしようか」
    ということを一瞬想定するだけで結果は全然違うと思います。

  4. 結構前に他の番組でもこういうCG再現があってそんな大袈裟なって思ってたけど東日本大震災の本物の津波映像見たらこんな感じだったわ…

  5. 防災をいうのなら、逃げる云々よりそもそも海抜の低いところには住まないのが基本では? 東日本大震災の際、津波で大きな被害を受けた仙台平野では、浸水域が江戸時代の街道と宿場町の手前に沿って止まっていた。つまり、江戸時代の人たちはそれより海岸寄りの地域は津波の被害を受ける恐れがあって危険だと知っていたのだ。先人の知恵になぜ学ばないのか?