11月にオープンするジブリパークの最新情報が15日午後4時に発表されました。メインエリアとなる「ジブリの大倉庫」中はいま、どうなっているのでしょうか。

 公開されたジブリパークの最新映像には、「サツキとメイの家」の内部などまるで作品の世界に入り込んだよう。

 また、メインエリアとなる「ジブリの大倉庫」の内部の最新の様子も公開されました。

宮崎吾朗監督「お金を払ってエリアに入らなくても楽しめる」

 11月1日、愛知県長久手市の「愛・地球博記念公園」内に誕生するジブリパーク。
 
 開園が迫る中、スタジオジブリの宮崎吾朗監督は次のように話します。

 「お金を払ってジブリパークのエリアに入らなくても意外と楽しめそうじゃんってなっています」(スタジオジブリ 宮崎吾朗 監督 9月1日撮影)

無料エリアに記者が行ってみた「エレベーター塔はいま…」

 「愛・地球博記念公園」の無料エリアからどれだけジブリパークを感じられるのか、15日記者が実際に行ってみました。

 まず最寄り駅のリニモ「愛・地球博記念公園駅」を降りると、公園に向かって綺麗に舗装がされていました。

 道を真っすぐ進むと、最初に登場するのがスタジオジブリがデザインを手がけた「エレベーター塔」です。

 入口からすぐにジブリを味わえます。

 映画「天空の城ラピュタ」や「ハウルの動く城」の世界観をイメージした作りになっていています。

無料エリアに記者が行ってみた「地球屋はどう見える?」

 大芝生広場の端からは、公園とジブリパーク両方を感じられる光景が。

 望遠レンズ付きのカメラがあるなら、写真スポットになりそうな予感、少し離れていますが、ジブリパークを感じられる場所です。

 さらに、「耳をすませば」に登場する「地球屋」は、無料の公園のエリアから裏側がしっかりと見え、レースのカーテンなどの様子も分かりました。

 間近に見える「地球屋」を撮影することもできました。

 チケットがなかなか手に入らなくても、観覧車の中からなど公園のあらゆるところからジブリパークを垣間見ることができます。

「ジブリの大倉庫」最新情報公開、名場面体験型展示や短編アニメの展示室も

 次に見えてきたのは、「ジブリの大倉庫」です。

 午後4時に公開された最新情報で、内部の様子が明らかになってきました。

 天井には、「天空の城ラピュタ」の冒頭シーンに登場する巨大な飛行船に、名場面の中に入り込める体験型の展示が盛りだくさんです。

 以前公開されていたイメージスケッチが実物となってよりリアルに、映画の世界観がそのまま再現されています。

 「ジブリの大倉庫」の見どころの一つ、展示物。
 
 「天空の城ラピュタ」に登場するロボット兵や「千と千尋の神隠し」の湯婆婆の「にせ館長室」に、「となりのトトロ」の世界を表現した遊び場もあり、ネコバスやトトロに会えるかもしれません。

 さらに、東京の「三鷹の森美術館」でしか公開されていなかったジブリの短編アニメーションが上映される映像展示室もあり、開園時には、全10作品の中から「くじらとり」が上映されます。

ジブリキャラになりきって早くも訪れる人も

 この他にも、ジブリパークでしか買えないグッズを扱うショップやジブリ飯が味わえるカフェなどもあり、ジブリの世界を思う存分、楽しめるということです。

 開園を前に公園には早くもジブリパークを楽しみにしているという人の姿がある中、湯婆婆になりきって訪れる人もいました。

 「尊敬する湯婆婆を。チケットが取れなかったので無料エリアで楽しもうかと。こんなに待ち焦がれているのにチケットが取れなかったよとアピールを。無料エリアは写真スポットも多いのできょうもたくさん撮ろうかなと思っています」(湯婆婆になりきって公園に来た人)

宮崎吾朗監督「ずっと前からあるような気がする。それは周りのこの緑の力のおかげ」

 開園まで2カ月をきったジブリパーク。

 「普通だったら一カ所全部まるっと囲んで、そこがジブリパークですよってやるのが王道だと思うんですけど、あいてる場所やまだ使ってない場所とか、ほとんど使われてない場所とかそういう場所を狙って、なんかこう配置していくと面白いんじゃないかなって」(スタジオジブリ 宮崎吾朗 監督)

 「出来たばっかりのくせに、ずっと前からあるような気がするじゃないですか。それは周りのこの緑の力のおかげですよね。この青空のおかげだし、ただジブリパークが愛・地球博記念公園つまりモリコロパークの中にはめこまれて、ガチャッて入ったっていう感じですかね」(スタジオジブリ 宮崎吾朗 監督)

(9月15日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)

7 Comments

  1. レゴランドは無かったことにして、ジブリ推しでいこう

  2. 外から見える事によって利益目的よりユーザーに楽しんでもらうように作られてるのかな..?