国内では地震が相次ぎ、鹿児島・トカラ列島の地震は7日午後、200回に達しました。伊豆大島近海でも12月4日以降、地震活動が活発になっていて、7日午前11時前には県内でも東伊豆町で震度1を観測しました。
 <日本地震学会 前会長 山岡耕春名古屋大教授>「東日本大震災後は関東から東北は非常に活発な状態でした。それがだいぶ収まってきている状態です。日本列島は世界の中では地震活動が活発な場所ですので、同じ時期にたまたま複数の箇所で地震が発生することはそれほど珍しくない」
 地震学会の前の会長で名古屋大学の山岡教授は国内で地震が相次ぐのは珍しいことではないと話します。

 一方、12月3日には山梨県と和歌山県で震度5弱の地震があり県内でも揺れを観測しました。
 <日本地震学会 前会長 山岡耕春名古屋大教授>「山梨県東部の地震は過去にも時々起きている地震。それに対して和歌山県の地震は南海トラフ側のフィリピン海プレートの沈み込みに伴って起きたと考えられています。今回の地震は比較的大きい地震ですけれど、南海トラフ地震臨時情報に関係するマグニチュード7の地震よりはかなり小さい地震でした。ですので特段の影響があるとは思えない」
 南海トラフで発生する巨大地震のサイクルは100年から150年とされています。前回の南海トラフ地震である東南海地震から、12月7日で77年。山岡教授はそろそろ全体として内陸の地震が活発になる時期だと話します。
 <日本地震学会 前会長 山岡耕春名古屋大教授>「特に南海トラフについては、いきなり巨大地震が発生すると考えても良いのかなと。そういう意味でいうと地震がいつ起きてもいいようにあらかじめ準備しておく、備えておくことが一番大事。この地域で言うと100年から150年に1回起きる。もう77年経っていますので、それほど先は長くないかもしれないと言える」

12月7日 SBSテレビ「ORANGE」放送
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