県内では8月ほぼ毎日、陽性者が千人を超える日が続き、高止まりが続いています。
一方で、佐賀県は全国に先駆けるかたちで、全数把握の見直しを表明するなど新型コロナ対応は過渡期を迎えようとしています。
ここからは専門家を交えてお送りします。佐賀大学医学部附属病院感染制御部の青木洋介教授です。よろしくお願いします。

まずは県内の陽性者数についてです。8月に入り、陽性者の数は28日日曜日(829人)を除いて毎日千人を超えています。
2日には2053人と初めて2000人を超え、17日には過去最多となる2988人となっています。

Q.現在の佐賀県の状況は?
【青木教授】
「佐賀県の人口の割に、最高のピークで陽性の方が続いている。検査を増やせば増やすほど陽性の方が増えるので、見かけ上の上下はもちろんあると思うが、ウイルスが感染しやすくなっていることと、人の動きが止まっていないことで、高いレベルの陽性率が続いている」
Q.8月に入って数が増えているのはなぜでしょうか?
【青木教授】
「夏休みでどのくらい人の動きがあったかということもあるかもしれませんし、あまりそれとは関係なく、夏休みが終わっても続くかもしれません。そこはなんとも言えません」

こうした中で佐賀県は9月2日からいわゆる”全数把握”を見直します。

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