ロシアによる軍事侵攻により、岩手県洋野町に避難している女性が祖国に帰る日のために町内で仕事を始めています。
「一日でも早く戦争が終わってほしい」と願いながら新たな一歩を踏み出しています。
ウクライナから洋野町に避難しているレーナさんです。
レーナさんは6月末から洋野町の食品製造販売会社・ミナミ食品で働きはじめました。
ウクライナから避難 ロハチョーバ・レーナさん
「最初行くのはすごく怖かった。やっぱり言葉が分からないから。でも働いてみて周りはすごい優しくて、すごい楽しくて良かった」
レーナさんは洋野町出身の上野石之助さんの長女・ナージャさんと双子の息子と一緒に避難してきました。
ウクライナから避難 ロハチョーバ・レーナさん
「(子供たちは)向こうにいるうちはミサイルやサイレンの音がすごいストレスだった。日本に来てそういうことがなくなり、学校にすごく楽しく通っている」
レーナさんは母国では美容師をしていましたが、日本での資格はないため他の仕事で働くことを希望しました。
ウクライナから避難 ロハチョーバ・レーナさん
「日本の仕事とはどういうものか働いてみたかった。人と一緒にいるのも大事だと思った」
工場では、午前9時から息子たちが帰ってくるまでの4時間、湯葉を使った商品の検品作業や袋詰め作業を担当しています。
仕事の理解も早く一緒に働く女性従業員には積極的に話しかけるそうで、言葉の壁を超えて会社に溶け込もうとしています。
ミナミ食品 森外君子工場長
「ここで働いている従業員さんと同じような感覚で声をかけれるし、皆さんと一緒でスピードもあるし大丈夫」
レーナさんは様々な国に避難している友達などと毎日連絡を取り合っていますが、一番の気がかりは母国に残っている夫と長男です。
ウクライナから避難 ロハチョーバ・レーナさん
「すごく心配で心が痛い。一日も早く戦争が終わってウクライナに戻りたい」
レーナさんは、夫たちのもとに一日も早く帰ることを願いながら暖かく迎えてくれた職場で新たな一歩を踏み出しています。
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