大阪府は新型コロナの対策本部会議を開き、高齢者に対し、不要不急の外出自粛を要請することを決めました。

大阪府は27日、独自の指標「大阪モデル」について、非常事態を示す「赤信号」に引き上げることを決めました。

病床使用率は、27日で52パーセント前後となる見通しで、発熱外来などもひっ迫していることから、「医療非常事態」を宣言しました。

また、高齢者には不要不急の外出自粛を求めるほか、同居家族などには、感染リスクの高い行動を控えるよう求めることを決めました。

要請期間は、7月28日から8月27日までの予定です。

【大阪府 吉村洋文知事】
「入院している方の70パーセント以上が、70代以上の高齢者になります。自身の身を守る行動をぜひ取っていただきたい」

さらに大阪府では、さらなる感染拡大に備え、8月中ごろをめどに20代から40代の軽症者のうち、重症化リスクの低い人には、病院などへの受診を控えるよう求めるということです。

大阪府は、新たな体制について来週中にも発表するとしています。

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