第7波による感染者の急増を受け、政府は「新たな行動制限は行わず、社会経済活動をできる限り維持する」形での新たな基本的対処方針を示しました。その中で、私たちはどう行動すべきなのか、厚生労働省の新型コロナ対策アドバイザリーボードのメンバーで、感染症対策が専門の大東文化大学・中島一敏教授にうかがいます。

■全国の1日の感染者過去最多 その理由と懸念点は?
(板倉)
きょう全国で確認された新規感染者数は11万622人で、1日の感染者としては過去最多となりました。重症者は、きのうから7人増えて114人です。

(高島)
きょうは、過去最多の感染者数ということで、中島さん、第7波に入ってから感染者は急増しているということですね?

(中島さん)
全国各地で急速に広がっていますが、大きく三つの理由があると思います。まずBA.5ですね。約1.3倍広がりやすいという特徴があります。さらにワクチン接種や感染による免疫が下がっている。これには大きく2つあって、時間が経つにしたがって下がるというのと、BA.5自体が免疫をすり抜けるという特性がありますので、それによって免疫の効果が下がっている。また接触機会も増えているということもあって感染が増えているんだろうと思います。

(高島)
このペースが続くと、東京は2週間後に5万3000人を超えるという予測も出ているわけですが、ただこの感染者数だけで見るというよりは、重症者がどのくらい増えるのか、その辺りが心配ですが、いかがでしょうか?

(中島さん)
おっしゃるとおりですね。重症者を含めた医療のひっ迫ということがすごく大事ですが、感染者が増えたあとで重症者の数が増えてきますので、第6波の時には、実はその前の流行と同じぐらいの重症者が出ていたんですね。ですので、重傷者が増えてくるかどうかということが大事だと思います。さらに重症者の数だけでなくて、実際にはどのくらいの方がお亡くなりになるのか、死者がどのくらい出るのかということ、入院者数自体もすごく重要なんですね。このように第6波で実は亡くなった方の数は、第5波以上に、たくさんの方が過去最大の方が亡くなっているということも重要かと思います。

■政府の基本的対処方針「新たな行動制限は行わず」をどう考える?
(板倉)
政府は「新たな行動制限は行わず、社会経済活動をできる限り維持する」という方針を示しまして、3回目のワクチン接種の促進。ですとか、帰省などで高齢者などと会う人は、検査で陰性を確認すること。また飛沫感染を防ぐため、効率的な換気の実施などを求めています。中島さんも、今は行動制限の必要はないとお考えですか?

(中島さん)
そうですね、『行動制限』の前に、まず私たちひとりひとりが『行動変容』することでリスクを下げることが大事。3回目の接種率もまだ60%強くらいですので、まだまだ受けていない方がいらっしゃる。これから夏休みやお盆がありますので、おじいちゃん、おばあちゃんと会う機会も増えていきます。是非、高齢者の方と会う前には陰性を確認することや、暑くなるとエアコンをかけて閉め切ってしまいますので、改めて効率的な換気をきちんとすることが大事になってきます。

(高島)
そして、行動制限は必要ないという言葉も出ていますけれども、感染拡大を受けて中止するイベントというのも出てきています。本当に主催者にとっては難しい判断だと思いますけれども、この状況でのイベントの開催、この判断についてはどのようにお考えでしょうか?

(中島さん)
そうですね、どうしても開催中止という白・黒のことが取り上げられますけれども、その前に私たちいろんな積み重ねがあって、マスクとか屋内環境だったら換気だとか、改めて取り組む事がありますので、そこを点検してリスクを減らしていくということがまず大事かと思います。

(高島)
せっかく動き出した社会ですから、できる事ならばピタリとは止めずに動きながら、できる対策を取っていきたいっていう思いがありますよね。
(中島さん)
大切なことを守りながら、とはいえ医療ひっ迫が深刻になってきた時には、より強い対策求められるということも起こりうるということですから、改めて確認と感染予防ということが大事かと思います。

サタデーステーション 7月16日OA
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

43 Comments

  1. 感染者数ではなくて検査陽性者数ですよ。
    いつまでマスコミは嘘を続けるのか、扇動を続けるのか。
    重症者数や死亡数は全く増えていない。
    入院者数が増えているのは、警鐘でも入院させたほうが病院経営でプラスになるから。
    過去最多のーとか、先週に比べてーとか、煽り報道はやめてほしい。

  2. イベント中止するな!経済回せ!
    まぁ俺は感染するの嫌だからできるだけ引きこもるけどw

  3. 延々とワクチン接種してもコロナ関連事業だけが利権によって儲かるだけで他は衰退するだけじゃん
    もう無駄だから諦めて耐性獲得した人間を増やしたほうが将来的に良いよ
    重症化で死ぬ人は運が悪かったと諦めて

  4. 日本政府の「デマに惑わされないで」と言う大本営発表(官製デマ)に騙されない事。
    外出は人流が少なく成る夜間に短時間の外出を心がけマスクを着用と手洗いする事。
    新コロ被弾したら高確率で自宅監禁に成る事を理解し政府の経済活性策に乗らない事。
    抗体検査、PCR検査、枠珍、を当てにせずに「 引き篭もる 」のが最上の策だ。

  5. " 行動制限なしの感染対策 "
    ほどよい日光消毒と転換病滅方法による恒常性の発揮を呼び起こし健康増進の発起の喚起もサンレイになるかもしれないけど。環境 個人による
    。自然の雨の雨降りの恩恵によるところの公ムンムンの発起も重要だと思われる。

  6. こんな小っ端風邪ばかりをまるで大病のように騒いでる健康な諸君・・。幸せをを満喫してくれたまえ・・。

  7. ワクチン打っても感染してもどっちも免疫できる。どっちも症状は同じだとしたら、積極的に感染しましょうと言えるのではないか。

  8. 今までと違って流石に皆が今のコロナ対策(笑)に疑問持ってくれてるの嬉しい
    このままコロナ社会が終わってくれるのを願う

  9. アメリカやイギリスみたいに 「50代以上全員4回目ワクチン接種」を速やかにやるべき。
    それやるだけでかなりマシになるだろう。 その他の世代は、アメリカやイギリスが今後追加接種するようなら日本もやるべき。 今回はワクチン不足問題は無いでしょ。すぐ打てるはず。

  10. 岸田首相は、日本国民の命より、経済を優先する。と、宣言した。これ以上の経済規制。行動制限を、政府は発令しない事実。第7波が想定外の爆発的感染症爆発になった場合、その時、岸田首相は「仕方がなかった」とでも、言うのだろうか?だが、政府が何にもしなかった為に、失われた命は、不気味なコロナ感染後の長すぎる200以上に渡る後遺症に苦しむ自国民に対して、誰が責任をとるのか?おそらくは、自民党は全無視を決め込むだろう。弱小野党しかいない日本。まるで、船長の居ない難破船のようだ。

  11. ファイザーモデルナで現行ワクチンの4回目接種をして、秋に新ワクチンを5回目として打って冬場の変異株対策をする。 それでOKじゃないかな。 それが一番実効性高い対策でしょ。

  12. 3回目のワクチン接種の後遺症がもう4ヶ月以上続いてる。はじめのほうの酷さと比べればかなり楽になってるが、それでもかなり困った状態。4回目は死ぬかもしれないからやめとく。
    色々と検査とかお薬とか進めて下さる方がいらっしゃるが、政府が確定で出してくれる訳ではないので(寧ろ出して貰えない確率の方が遥かに高い)そんな高額な費用を出せる訳がないのでごめんなさい。

  13. インフルエンザと同等の対策にしろよ。
    行動規制はもう必要ない。

  14. 接種により殆どの国民に免疫がある。
    接種しない者により医療崩壊を招く危険性は低い。
    自己責任で問題なし。

  15. お注射後遺症の発症データについてCBCが報道した疑問に対して記者が公開で松野官房長官に質問し官房長官が回答した内容と記者が厚労省に確認した結果の内容が違っている。厚労省の回答はCBCの音声データで公開されている。この件に付きCBCが官房長官に質問状を出しているが現在回答がないがその理由を国民に開示しなさい。

  16. いい加減にしろ
    一生コロナコロナやる気きか?

    欧米のニュース見てるともうみんなコロナは過去の話になっててとても羨ましい

  17. コロナの行動制限無くなってからほんとに咳エチケットできないやつがまた増え出したよな、マジで不愉快
    コロナがあろうがなかろうが咳エチケットは守ろうぜ

  18. もうすぐなにもしなくても勝手に下がる。ウイルスの自壊変異がはじまるのと、掛かることで感受性のある人が少なくなるから

  19. 死者数グラフのデータ抽出期間に3ヶ月もギャップがあるけど。こんなの地上波でよく放送できるな。煽り目的としか思えん。

  20. 報道してる人ってほんま可哀相やな

    心の中では、もうええやろって思っていても演じやなアカンもんな

  21. こういう風にメディアが煽るからしなくていい行動制限されるんです。さっさと5類にすれば済む話。

  22. 今回は行動制限なしってw んでワクチン接種は加速させる?テキトーで草