ゴールデンウィーク5日目を迎えた3日、全国の新型コロナの重症患者は、1084人と過去最多を更新したことが分かりました。各地で感染再拡大が止まりません。
北海道では114人の新規感染者が確認されました。4月に入って感染者が急増していて、14日連続で100人を超えています。なかでも感染者が多いのが札幌市で、2日は過去最多となる246人、3日は88人の感染が確認されました。
札幌市はすでに先月27日から、市内全域の飲食店やカラオケ店に午後9時までの時短営業を求めていますが、感染者の急増を受けて、5日にも国にまん延防止等重点措置を要請する方向で進めています。
医療現場もひっ迫していて、軽症や中等症の新型コロナ患者を受け入れている『KKR札幌医療センター』では2週間、コロナ病床が満床の状態が続いています。そのため、新たなコロナ患者は受け入れられません。市内ではすでに、救急患者のたらい回しが起きているといいます。
北海道の感染者のうち、変異ウイルスによる感染の疑いが占める割合は、3月下旬が約3割だったのに対し、約1カ月で5割に達しています。
北海道保健福祉部・広島孝技監:「従来型より感染しやすいとされる変異株による感染の増加が影響し、若年層も含め、幅広い年齢で広がりがみられている。これまでの感染状況を鑑みると、今後、全道への感染拡大が危惧される」
札幌市の大通公園では、5日に東京オリンピックに向けたマラソンのテスト大会が開催されます。ランナーの一般参加は中止になりましたが、日本代表や外国からの招待選手を含む約100人が走る予定です。
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