「核のごみ」問題で一石を投じた北海道寿都町の片岡春雄町長が8月31日、UHBみんテレに生出演し、現時点での思いを語りました。
番組が行った文献調査への応募検討に関するアンケートでは、反対の声が多かった一方で将来的な最終処分場の調査に「含み」を持たせる回答も見られました。
日本経済成長の一翼を担ってきた電源「原発」。電気を生み出すことで必ず発生する「核のごみ」をどう処分するのか。
片岡 春雄 寿都町長:「原発を稼働した以上、日本のどこかで最終処分をしなければならない」
一石を投じた片岡寿都町長に対し、強い嫌悪感を示す周辺市町村。しかし、後志地方の自治体が対象のUHBのアンケートで、将来的な調査の応募に含みを持たせた自治体がありました。停滞していた「核燃料サイクル」が少しずつ、回り始めています。
将来的な調査応募の可能性はあるのかー。この問いに含みを持たせたのが岩内町と神恵内村、それに泊原発を抱える泊村の3町村でした。
このうち、寿都町と同じ海沿いに位置する岩内町と神恵内村。この2つの町村長に、文献調査への応募について聞いてみました。
木村 清彦 岩内町長:「岩内町として動くときは、当然住民に情報を公開しながらの手挙げになっていく。(Q.現時点では応募は可能性としてはない?)考えていないです」
高橋 昌幸 神恵内村長:「小さな村ですけど住民の方意見、これは重要です。(文献調査に)私が手を挙げることはないですね、現在」
現時点の応募は念頭にないとしたものの、将来については…
木村 清彦 岩内町長:「未来永劫うちは絶対文献調査すら手を挙げないというのではなくて、国内の全体の議論の中で必要とされるのであれば、自治体としてお受けしなければならないものもあるかと思います」
高橋 昌幸 神恵内村長:「将来のことはわからない。最終処分場の必要性は、どこかでやらなければいけないのは認めています。だけど、その理解が今回の寿都の状況がいかに理解されていないかというのがわかった」
日本のどこかで処分をしないといけないという思いがある町もあるということがわかりました。
今後文献調査を検討しているか…3町村の考えです。
・神恵内村:将来のことについてはわからない
・泊村: ない(現時点では)
・岩内町: 現時点では考えていない。将来、各自治体が改めて判断が必要
Q.この3町村の考え方は、片岡町長の考えと同じか
片岡 春雄 寿都町長:「みなさんで『受ける・受けない』ではなくて、話題に上がらないものを話題に乗せましょうと。後志は原発立地地域ですから、後志としてどう勉強するかが大事だと思う。結論をいま出すべきではないと思う」
Q.いったん議論にのせて考えていこうと?
片岡 春雄 寿都町長:「そうですね。そこは一番大事だと思います」
片岡町長は、結論を急がずこの問題を「原発立地地域全体」で話題にしていくことの重要性を語りました。
今後、鈴木北海道知事との公開の会談が行われる予定です。

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