加藤廣の小説で「信長の棺」「秀吉の枷」に続く「本能寺三部作」の完結編「明智左馬助の恋」を原作に、2007年12月16日に放送されたスペシャルドラマで、前年放送のドラマ『信長の棺』の続編。『信長の棺』で主演を務めた松本幸四郎の長男・市川染五郎が明智左馬助を演じる。荒木村重の織田信長(玉木宏)への謀反が発覚し、村重の嫡男に嫁いでいた明智光秀(中村梅雀)の娘・綸(釈由美子)は離縁されて光秀のもとに帰される。綸の一行を出迎えたのは光秀配下の三宅弥平次(市川染五郎)だった。二人はかつて夫婦になるはずだったが、信長の思惑で綸は荒木家に嫁いだのだった。やがて信長から仕えるように言われた弥平次だったが、光秀に育ててもらった恩があるからと、これを辞退する。そして、弥平次は綸を妻にすることを決意し、光秀の親戚に当たる人物の養子となって、名を明智左馬助と改める……。

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