新潟県中越地震, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=155724 / CC BY SA 3.0

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新潟県中越地震(にいがたけんちゅうえつじしん)は、2004年(平成16年)10月23日17時56分、新潟県中越地方を震源として発生したM6.8、震源の深さ13キロの直下型の地震である。
1995年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)以来、当時観測史上2回目の最大震度7を記録した。
なお、1996年の震度改正以降、震度計によって震度7が観測されたのは、この地震が初めてである。
新潟県北魚沼郡川口町(現・長岡市)の直下を震源として発生した逆断層型の内陸地殻内地震で、震源直上の川口町では最大震度7を観測した。
震度7を観測したのは、1995年の阪神・淡路大震災以来9年ぶり、観測史上2回目。
なお、阪神・淡路大震災では気象庁などの調査によって震度が判定されたため、震度計で震度7が観測されたのは初めてである。
また、M6を越える規模の大きな余震が複数回発生するなど、余震回数が多く群発地震的様相を呈したことも特徴のひとつである。
気象庁はこの地震を平成16年(2004年)新潟県中越地震(英: Mid Niigata Prefecture Earthquake in 2004)と命名した。
英語圏ではNiigata Prefecture Chuetsu Earthquakeなどの表記が多く用いられた。
また、新潟県はこの地震による震災の呼称を新潟県中越大震災とし、11月29日より使用している。
各地の震度 震度5弱以上の揺れを観測した観測点は以下の通り。
観測点名は地震発生当時のものを使用する。
北は青森県の東津軽郡蟹田町(現・外ヶ浜町)、西は兵庫県の神戸市灘区、南は和歌山県の那賀郡打田町・粉河町(どちらも現在の紀の川市)で震度1を観測するなど、東北地方から近畿地方にかけて震度1以上の揺れを観測し、北海道の函館市でもビルの高層階では揺れを感じた。
また、防災科学技術研究所が運用している強震観測網によれば小千谷市で震度7相当(計測震度6.7)の揺れを観測した。
余震の概要 マグニチュード6以上の3つの地震の震源図(気象庁の中越地震震源確定値資料に基づく) 本震の震源の深さが地下13キロで、余震も地下20キロ以下で発生し、大きな有感地震が続いた。
新潟県内では、本震発生後2時間の間に3回の震度6(弱が1回、強が2回)、地震発生日に計164回の有感地震、翌24日も計110回の有感地震を観測。
その後も余震が続き、10月31日までの間に計600回、11月30日までの間に計825回の有感地震を計測した。
10月25日以降は、大学の共同研究チーム、気象庁、防災科学技術研究所などにより、臨時の地震計(149台)、GPS変位計(17台)、電磁気(9台)の観測機器が設置され、余震活動を記録し 地下構造の解析を行った。
兵庫県南部地震をきっかけに整備された高感度地震観測網と臨時地震観測機器群の活躍により阪神・淡路大震災の際に記録した余震の2倍、三河地震に匹敵する回数の余震を観測している。
震度6強の強い揺れをともなった地震が短時間に連続して発生しており、余震の規模と時空間分布からみると群発地震的な特徴を持っている。
地震から7年以上経った2011年でも最大震度が2 – 3の余震が時折発生している。
新潟地方気象台によると、2006年(平成18年)5月2日に発生した小千谷市で最大震度2を観測した余震により、震度1以上の余震は1,000回を超えた。
気象庁の発表によると、最大震度5弱以上の余震は12月28日までに19回起きている(下記の時刻はすべて日本標準時)。
最大余震 新潟県中越地震において最も規模が大きかった余震は、本震からおよそ40分後の、10月23日18時34分に発生した、M6.5(最大震度6強)の余震であった。
この余震で、2,515gal (当時強震観測史上最大値) の最大加速度を記録した。
この余震における、震度5弱以上の地点は以下の通り(観測点名は当時のもの)。
このほか、東北地方から近畿地方にかけての広い範囲で、震度4から震度1を観測した。
兵庫県加古川市では、本震では体に感じる揺れ(震度1以上)は観測されなかったが、この余震では震度1の揺れが観測されている。
防災科学技術研究所により整備・運用されている高感度地震観測網(Hi-net)のデータを利用した、地震動が伝播する様子を色の変化で表現した静止画と動画。
揺れが広がっていった様子がわかる。
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