第96回アカデミー賞で作品賞にノミネートされた『パスト ライブス/再会』(23)のセリーヌ・ソン監督が、ふたたびA24とタッグを組んだ『マテリアリスト 結婚の条件』(5月29日公開)。ニューヨークを舞台に、現代の婚活市場で繰り広げられる男女のリアルを描きだしたロマンティックなラブストーリーだ。
そんな本作の公開に備え、世界中の誰もが憧れを抱く街ニューヨークで、恋や友情、仕事に悩みながら成長していく主人公たちの姿を描く“現代ニューヨーク映画”の傑作たちを一挙に紹介していこう!
20年経っても色褪せない、恋と仕事に悩む人の“バイブル”!
ニューヨークで仕事や恋に奮闘する映画といえば、やっぱり『プラダを着た悪魔』[c]Everett Collection/AFLO
まずは公開当時に世界中で社会現象を巻き起こした『プラダを着た悪魔』(06)。ジャーナリストを目指してニューヨークにやってきたアンディ(アン・ハサウェイ)が、一流ファッション誌「ランウェイ」の編集部で新人アシスタントとして働き、悪魔のような編集長ミランダ(メリル・ストリープ)に振り回されながら奮闘していく姿が描かれる。
ファッションに疎かったアンディが、少しずつファッションに興味を持っていくと同時に、仕事のおもしろさを見出していく姿。また、自身の私生活や恋愛に悩む等身大の姿など、共感せずにはいられないポイントがたっぷり詰め込まれ、いまなお“働く女性たちのバイブル”として熱烈な支持を集める一本。5月1日(金)から公開される20年ぶりの続編『プラダを着た悪魔2』も注目だ。
試練を乗り越えるヒントは、“人生の大先輩”との交流?
洗練されたファッションも見逃せない『マイ・インターン』[c]Everett Collection/AFLO
『プラダを着た悪魔』のハサウェイが、名優ロバート・デ・ニーロと共演した『マイ・インターン』(15)もニューヨークを舞台にしたハートフルな一作。仕事と家庭を両立させながら、誰もがうらやむような人生を歩んでいた人気ファッションサイトのCEOジュールズ(ハサウェイ)。ある時、会社の福祉事業で雇われたシニアインターンのベン(デ・ニーロ)が彼女のアシスタントに。
40歳も年上の男性アシスタントに初めは戸惑うジュールズだったが、徐々に打ち解け心を通わせながら、様々な試練を乗り越えていく。そんな年の離れた2人の心温まる友情が、忙しい日々のなかで忘れかけていた大事なことを思い出させてくれる。「アグリー・ベティ」や『セックス・アンド・ザ・シティ2』(10)など、ニューヨーク・ファッションに精通したジャクリーン・デメテリオが手掛けた衣装も見どころ。

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