「おはしを正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。

「小学校入学準備にぴったり」「生活の基本でありながら、これまでどう教えればいいのかわからなかったので助かる」など多くの口コミが寄せられている。

本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。同書の刊行に寄せて、ライターの樺山美夏さんに寄稿いただいた。(ダイヤモンド社書籍編集局)


【親が教えておきたい】子どもの「自信」を育む遊びとは?Photo: Adobe Stock



はじめての学校生活で自信をなくしてしまう子も

入学シーズンになると、共働き世帯の「小1の壁」がよく話題になる。

しかし、子ども自身も、新しい環境でうまくやっていけるだろうかと、

大きな不安を抱えていることも忘れてはいけない。


まだ6歳の子どもにとって、できないことがあるのは当たり前。

そのたびに自信をなくさないでほしい、学校を嫌いにならないでほしい。

そう願いながら、私は毎朝、娘を学校へ送り出していた。

しかし、1年生の頃は「忘れ物をした」「かけっこでビリだった」などと、

些細なことですぐ自信をなくす場面が少なくない。


学校で失った自信を取り戻し、子どもを元気づけられるのは、安心してやりたいことができる家庭だけだ。

だからこそ、子どもが興味あることはどんどんやらせて、本人が「できた!」と声を上げたら「すごいね!」と褒めてあげよう。失敗しても叱らずに、「途中までできてるね!」と頑張ったところに目を向けよう。

この繰り返しで、素直な子どもはぐんぐん自信をつけていく。


成功体験を積む方法は、レゴ、パズル、お手伝い、習い事、計算や漢字の勉強など何でもいいのだが、手軽に楽しく始められて、短時間で達成感を実感しやすいのが「折り紙」だ。



折り紙であそぼう

小学校入学前後に知っておきたい93のルールをまとめた『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』のなかでも、「おりがみであそぼう」という項目で、この奥深い遊びが紹介されている。


【親が教えておきたい】子どもの「自信」を育む遊びとは?『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用

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・おりがみの おりかたを ほんや インターネットで さがそう。

・かどと かどを ぴったり あわせて おろう。

・ゆびで ぎゅーっと おして おりめを つけるよ。

・うまく いかなくても たのしいよ。

『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用


私の娘も一時期折り紙にハマり、お花、動物など何種類もの力作を家族にプレゼントしてくれた。

そのたびにみんなで褒めまくったらどんどん上達していき、特に気に入った作品をリビングの一番よく見える場所に飾っていたのは、まさに自信の表れだろう。


本書の「おうちの方へ」のアドバイスに、折り紙は長時間の集中を必要とし、目と手を一緒に使う力を鍛える優れたトレーニングになると記されている。

実際、折り紙は、角を合わせたり対称に折ったりするプロセスを通じて「図形の感覚」が自然と鍛えられるため、算数の勉強にも大いに役立つ。


たとえ失敗しても、「完璧に折ること」より「あきらめずに試行錯誤を楽しむこと」を全力で肯定してあげる。その自信の積み重ねが、子どもの心の大きな支えとなるだろう。

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