「Wマガジン(W MAGAZINE)」は9月に、ティーン向けの姉妹誌「Wユース(WYOUTH)」を創刊する。年2回の発行で、サイズは「Wマガジン」の半分。バックパックにも収まるほどのコンパクトな判型を採用した。「Wマガジン」のサラ・ムーンヴェス(Sara Moonves)編集長に加え、「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」の“ヘブン バイ マーク ジェイコブス(HEAVEN BY MARC JACOBS)”の元クリエイティブ・ディレクターで、アーティストのアヴァ・ニルイ(Ava Nirui)がリードする。

同誌は主要ターゲットであるZ世代のデジタルネイティブな側面に着目。「同世代の最年長である29歳は、小学生でフェイスブック、中学生でインスタグラム、高校生でスナップチャット、大学生でティックトックを使い始めた。一方で、出会い系アプリのティンダーがスタートした2012年に生まれた最年少の層は、おしゃぶり代わりにiPhoneの画面を見ることで育てられた世代だ」という。「常にデジタルと共にある彼らだが、最新の世論調査によると、Z世代の71%がデジタルよりも紙メディアに“本物”らしさを感じると答えている」(「Wマガジン」公式サイトから)。

「ソフィアが生んだカルチャーのスピリットをふたたび」

ニルイは、「『Wユース』のアイデアは、サラと(映画監督の)ソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)の会話から生まれた。彼女たちが10代のころにどんな雑誌に囲まれていたか、どれほど影響力があったか。そして私たちは彼女たちが生んだカルチャーに今、夢中になっている。そうしたスピリットを呼び起こしたい。ポップカルチャーへの挑戦や紙媒体を通じて、『Wマガジン』の視点から次世代のスタイル、ビューティ、そしてファッションの歴史についてインスピレーションを与えたい」とコメント。

なお、コッポラは10代の娘のコシマ・クロケット(Cosima Croquet)と共に、コントリビューティング・エディターとして参加する。

「Wマガジン」はかつてコンデナスト(CONDE NAST)傘下だったが、2020年にムーンヴェス編集長やモデルのカーリー・クロス(Karlie Kloss)ら投資家のコンソーシアムが「Wメディア(W Media)」を設立して買収。現在は「ナイロン(NYLON)」なども擁するBDCと、米「WWD」の親会社であるペンスキー・メディア・コーポレーション(PENSKE MEDIA CORPORATION)との合弁事業として運営されている。

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