俳優・佐藤二朗さんが原作/脚本/主演をつとめるサイコ・バイオレンス映画『名無し』の本予告編が公開された。

映像では、ラッパー・Novel Coreさんによる主題歌「名前」も一部解禁。

映画『名無し』は5月22日(金)に全国公開される。

見えない凶器と右手の謎に迫る『名無し』予告

解禁された予告編は、白昼の商店街で起きる無差別殺人からはじまる。

『名無し』本予告|5.22(金)全国公開

しかし奇妙なことに、被害者は刃物のようなもので切りつけられているにもかかわらず、凶器が映らない。

鍵を握るのは、主人公・名無しの「右手」。その手が振るわれるたびに何かが起きるが、それが何であるかは見えない。謎に引き込まれる演出となっている。

佐藤二朗の特異な脚本が映像化『名無し』

本作『名無し』は、佐藤二朗さんが執筆したオリジナル脚本が原点。

その内容はあまりに過激かつ特異な世界観を持っていたため、一度はお蔵入り寸前にまで至ったという。

しかしその脚本が編集者の目に留まり、漫画家・永田諒さんの手によってコミカライズ。

漫画『名無し』/画像はAmazonより

Web漫画サイト・HERO’S Web(旧:コミプレ-Comiplex-)にて2024年10月から2025年12月まで連載され、2025年10月に映画化が発表されていた。

俳優・佐藤二朗が自ら体現する静かな狂気

映画『名無し』で、自ら生み出したキャラクター・名無しを演じる佐藤二朗さん。

これまでのコミカルなイメージを覆し、静かな狂気を漂わせている。

名無しを演じる佐藤二朗さん

監督/共同脚本は城定秀夫さん。警察官の照夫を丸山隆平さん、名無しが幼い頃から行動を共にしてきた花子をMEGUMIさん、事件を追う刑事・国枝を佐々木蔵之介さんがそれぞれ演じる。

佐藤二朗さんは、本予告編の解禁に際し、「見る前にちょっと覚悟がいる作品かもしれませんけど、本当にみんなで!当たり前ですけども!ド真剣に!作った作品ですので、一人でも多くの方に見て頂けたらなと思います」とコメントを寄せている。

Novel Coreが主題歌で問い直す、名前を呼ぶことの意味

主題歌「名前」を手がけたのは、今作が自身初の映画主題歌となるNovel Coreさん。

楽曲について、Novel Coreさんは「名前をつけるというのは、大事なものにする、それを自分の中で大切なものにしてしまう、かけがえのないものにしてしまうというカルマを同時に引き受けることでもある」とコメント。

「それでも尚、僕たちは名前をつけて、それを愛してしまう。大切に思ってしまう。そういう生き物なんじゃないかなと思ったので。そこをテーマに楽曲を作らせていただきました」と熱く語った。

また、佐藤二朗さんは、主題歌「名前」について、「正直、ちょっと想像以上。本当に素晴らしい楽曲を提供してくださって、僕にとっても大切な楽曲になるだろうなと思いました」とコメント。

続けて、「エンドロールで Novel Coreさんの『名前』が流れているときに、涙が止まらなくなる感情になってですね。本当に、この映画とマッチしているという言い方じゃ物足りないくらい、映画の世界観を力強く後押ししてくれる、素晴らしい楽曲だと思います」と感謝の言葉を述べている。

(C)佐藤二朗 永田諒 / ヒーローズ 2026 映画「名無し」製作委員会

ポップポータルメディア「KAI-YOU」の編集部(2013年3月15日より運営開始)。重要性の高いニュース記事に加え、クリエイターへのインタビューや発表会、展覧会などのイベントレポート、独自の視点・切り口からのレビューやコラムなども多数配信。ポップカルチャーと現代社会が相互に影響し合う歴史を記録しながら、シーンの最先端にある新たな価値観や才能を発掘・発信している。

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