高崎映画祭 授賞式 「執念で作った」喜び語る 「ふつうの子ども」呉監督ら

記念の高崎だるまを手にする受賞者の皆さん=高崎市の高崎芸術劇場で

 第39回高崎映画祭の授賞式が22日、群馬県高崎市の高崎芸術劇場で開かれ、最優秀作品賞に輝いた「ふつうの子ども」の呉美保(おみぼ)監督ら全6部門の受賞者や関係者が喜びを語った。(石井宏昌)

 「ふつうの子ども」からは呉監督に加え、作品の中心になった子役3人らも登壇。呉監督は「私の執念で作った。この3人に出会えなければ成立しなかった作品で、最高に楽しい映画づくりだった」と振り返り、「みんなで手塩にかけた映画が受賞できてうれしく思う」と感慨をかみしめた。

 「次元を超える」で最優秀監督賞の豊田利晃監督は「メッセージは『視点を変える』。世の中が少しでも変わればと思い、映画を撮っている。次はこれを励みに作品賞を狙いたい」。「敵」で同賞の吉田大八監督は「長編映画を撮り始めて20年ほどで今作が9本目だが、高崎映画祭には縁がなくてすねていた」と笑いを誘い「本当にありがとうございます」と感謝した。

 「風のマジム」で最優秀主演俳優賞の伊藤沙莉さんは「監督とたくさん話し、スタッフやキャスト、みんなで作った作品。関わった全ての方々、見てくださった方々に感謝したい」。「中山教頭の人生テスト」で同賞を受賞した渋川市出身の渋川清彦さんはユーモアを交え「映画界のために、ぼちぼち精進していきます。ずっと高崎映画祭に関わっていくつもりなので皆さんよろしくお願いします」と語った。他の受賞者もステージであいさつし、トロフィーや高崎だるまを受け取って笑顔を見せた。

 映画祭は29日まで、同劇場やシネマテークたかさき、高崎電気館で開催される。

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