すさまじい!!激しく狂気的な愛に震える…共感の枠に
収まらない凄絶な生き様、なのに涙が溢れるのは何故?
あなたの感想が聞きたい――【鑑賞後、即・感想会】
映画ライターのアナイスです。
今日はどうしても伝えたいことがあるので、映画.comで執筆させていただいています。
ものすごい映画が2月27日に公開されます。
タイトルは「嵐が丘」。

あの世界中でヒットした「バービー」のマーゴット・ロビーが主演&プロデュース、アカデミー賞脚本賞「プロミシング・ヤング・ウーマン」のエメラルド・フェネルが監督。そして原作は“世界三大悲劇”と称される歴史的傑作小説――。
物語で描かれるのは、ある2人の“激重恋愛”とも言うべき“狂気的な愛の行方”。
ヒースクリフ(演:ジェイコブ・エロルディ)と、キャサリン(演:マーゴット・ロビー)
「あれは究極の愛なのか、それとも身勝手な執着なのか?」。鑑賞後、誰かと話したくてたまらなくなる、だから誰かと観に行ってそのまま感想会を開いてほしい、そんな“劇薬”映画の鑑賞レビューを書き殴っていきます!
2月27日、日本に「嵐が丘」の嵐が吹き荒れる――? ぜひご鑑賞ください!
●執筆者紹介:アナイス
【人気映画ライターがドン刺さり】な、なんだこのとん
でもない映画は…!感情を一旦、ぶつけさせてください
↑こちらの予告映像を観てから読みすすめてください!
●[あらすじ]
どうして“今”なの――? 別の人生を歩み始めた矢先の再会。それは、美しくも壮絶な“愛憎劇”の幕開け
幼き日、身分違いながらも激しく惹かれ合った2人。
しかしキャサリンは、孤児のヒースクリフとの「貧しくとも愛に満ちた人生」ではなく、裕福な家への結婚を選んでしまう。
ヒースクリフは絶望のなかで姿を消し、キャサリンは愛のない穏やかな生活の中で、心にぽっかりと空いた穴を抱え続けることに。
「これでよかったのだ」――自分に言い聞かせ、新しい命を授かり、過去を諦め生きる覚悟を決めた“その時”。
ヒースクリフが再び姿を現す。残酷なほど美しく、莫大な富を手にして……。
ジェイコブ・エロルディ演じるヒースクリフ
どうして今なのか――
全てが手遅れになったタイミングでの再会は、やがて周囲を巻き込む「大論争」必至の愛憎劇へとなだれ込む。
マーゴット・ロビー演じるキャサリン
……いやっ、ほんと恋愛ってタイミング!!って物語です。
●[開始5分で“沼”確定]
このカップル、“ただのこじらせ”じゃない…“世紀のこじらせ”だった…! 関係性推し必見、キャサリン&ヒースクリフの“理性がぶっ飛ぶ危険な引力
「嵐が丘」の物語は“愛憎劇”として知られており、とにかく“登場人物の行動がすさまじい”歴史的傑作です。
特に注目すべきはやはり主役の2人(キャサリンとヒースクリフ)。
身分が高く勝気なキャサリンは、孤児で召使いのヒースクリフに「名前を与えた」ことで自分の所有物扱い。
ヒースクリフはヒースクリフで憎み口を叩くも、その視線にはキャサリンへの“激重感情”が見え隠れしていて……。

服従やら幼馴染やら、身分差やら体格差やら襲い受けやら……この2人の関係性、あまりにもタグが多すぎるんですよ!! あと本心を言い合わない2人なので物騒なくらいこじれにこじれる!! 落ち着いて!!
でも(だからこそ?)なんだか、目が離せない2人の引力。
ぜひ映画館で目の当たりにしてほしいです。
●[古傷が疼いて無理、でも痛いほどに共感してしまう]
泥臭くて、人間臭くて、どこまでも愛されたい。彼らの“渇望”に、自分を重ねてしまうのはなぜ? こんな激情、ほかの映画からは摂取できない
本作は、
綺麗な恋が描かれると思って観たら大火傷するタイプの作品
です。
しかし、激しいだけでなく、あまりにも泥臭くて人間的だからこそ、共感できる部分もあるんです。
キャサリンと結婚するエドガー・リントン(演:シャザト・ラティフ)
2人のすれ違いやこじらせの根本は、キャサリンが「愛」を選べず、体裁や収入、身分を結婚相手に求めてしまったことにあります。
愛されているけど自分は愛していない、年上の男性と結婚して華やかな生活を選んでしまう……なんてこと、割と聞く話でもありますよね。
そんな彼女の選択に傷ついたヒースクリフは姿を消し、数年後にお金持ちとなって彼女の前に戻ってくるんです。
ああ、キャサリン!! 最初から打算抜きで「愛」を選んでいたら!!
と劇場の座席で叫んでしまいそうでした。

もう、これは恋愛と呼ぶには生ぬるい……人間の業を描いた映画なのでは……?
同時に、不器用な愛を育む彼らから、「自分もそんなことがあったな」「相手に一方的に感情をぶつけてしまったな」と、全く一緒とは言わなくても過去の恋愛で失敗してしまったり、かつて「愛」だと思っていた“何か”に囚われたりしてしまったことがある人にとっては、“古傷”が疼くような、自分を重ねられる作品でもあるのではないでしょうか。
本作を観て生まれるこの感情、いったいどんな“名前”をつけたらいいんでしょうか……
とにかく映画を観た人と感想を話しまくりたいんです……!
●[緊急会議]
「あれは愛?執着?」「私ならこうする」 映画館を出た瞬間、誰かと話したくてたまらなくなる! あなたの感想が聞いてみたい、早く話したくて、話したくて――
キャサリンとヒースクリフの恋愛の行方には、「観て終わり」ではない魅力があります。
賛否両論あってもいい、むしろ「話すこと」こそが、この作品の正しい楽しみ方なのではないでしょうか。
というより、映画を観終わった瞬間から「ねえ、あれってどう思うよ!?」と隣の人(知らない人でも)に話しかけたくなると思います。
私自身、鑑賞後に本作の関係者と死ぬほど話が盛り上がりました。楽しかったです。
エメラルド・フェネル監督(左)とマーゴット・ロビー
だから、映画が終わったら即、感想会。友だちと観に行くなら、鑑賞後のレストランやカフェなどを予約しておいた方が正解。「あの時のキャサリンにヒースクリフ、アリかナシか?」問題など、ガチで朝まで語れることしかない。お酒がすすみます。
ぜひ、みなさまの感想が聞いてみたいです。
私自身、今すぐにでも記事に書けない・書ききれない感想を話したい――。
【これは“事件”です】最先端のクリエイターが集結の
激尖り映画! 今観るべきバツグンの“破壊力”の秘密
さて、そんな尖りに尖った本作、スタッフ&キャストがあまりにも“本物”すぎるんです。
●[制作陣、本気出しすぎでは?]
「バービー」「アイ、トーニャ」のラッキーチャップ・エンターテインメントが製作。こんな豪華なメンバー、面白くないわけがない! だから本編に中弛みゼロ、気づけばエンドロールまで息が止まってました
監督のエメラルド・フェネルと製作・主演のマーゴット・ロビーという、今最も注目される2人の女性の“共鳴”――。
フェネル監督といえば長編映画デビュー作「プロミシング・ヤング・ウーマン」(アカデミー賞脚本賞を受賞)が鮮烈ですよね。
キャンディカラーのポップで可愛らしい映像美の一方で、社会に巣食う性暴力や傍観者心理を徹底的に断罪し、観客の当事者性をも暴くような、背筋の凍る復讐劇でした。

一方のロビーも近年は「バービー」でステレオタイプを打ち破り、自らの意志で生きる新しい人間像を世界に提示しました。
そんな「既存の“正しさ”や“美しさ”を疑い、解体する」ことに長けた2人が、金字塔「嵐が丘」に挑む――。
そんなの、ただの映像化になるはずがないんですよ。

ヒースクリフとキャサリンの“愛という呪い”がいかに暴力的で、利己的で、狂っているかを、現代的な痛みとして容赦なく暴き出す。
そんなビジョンを支えるのが、「ラ・ラ・ランド」でオスカーを獲得した撮影監督リヌス・サンドグレン。残酷なほど美しい光と影、荒野に吹き荒れる風――
緻密な映像美は圧巻そのもの。

そして衣装も、とにかく見応え抜群。クラシックで独創的なクチュールを手掛けるのは、「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」や「美女と野獣」「バービー」の衣装デザインで知られるジャクリーヌ・デュラン。
キャサリンの心情を表すかのように締め付けられたコルセット、荒野の泥にまみれながらも高貴さを失わないドレスの質感。そこに現代的なヘアメイクの解釈が加わり、どの瞬間を切り取っても絵画のような美しさが堪能できます。
●[“視覚と聴覚の暴力”が気持ちよすぎた!!]
スクリーンを埋め尽くす圧倒的な映像美と、心拍数をあげる音楽が最高だった!
本作を何がなんでも映画館で観て欲しい理由は、大画面を飾る圧巻な映像美だけではありません――そこに重なる、音楽もすごいんです。
なんと今をときめくチャーリー・XCXが本作における音楽全般を担当。
19世紀の荒野にいるはずなのに、感覚は完全に「今」。
キャサリンとヒースクリフの高まる鼓動や呼吸が、ビートとして打ち込まれて、私たち観客を振動させていく。まるで最新のハイブランドのMVを見ているような、脳髄に直接響く没入感が襲ってきます。

“視覚と聴覚の暴力”に、気持ちよく殴られるような唯一無二の映像体験。
これが味わえるからこそ、映画館で堪能してほしいのです――。
さらにはIMAXでの公開も決定! 最高級のスクリーンと音響で堪能する瞬間を想像してみてください、“湧き上がってくるもの”がないでしょうか?
●[この顔ぶれ、もう間違いないよね?]
主演は今最も旬な2人! マーゴット・ロビーとジェイコブ・エロルディ。この2人が演じる“元祖・こじらせカップル”の破壊力たるや…!
そしてなんといっても、この映画は主演の2人が凄まじい。キャスティングが発表された瞬間から、ネットではこの“強すぎる”組み合わせに騒然としていました。
2026年1月末から行われている海外プロモーションでも、レッドカーペットに2人が並ぶたびにSNSは阿鼻叫喚の嵐。

特に注目すべきは、「Saltburn」「プリシラ」で“美しくも有害な男”を演じさせたら右に出る者はいないジェイコブ・エロルディ。
196cmという威圧的な身長と、何を考えているか読めない虚無的な瞳は、ヒースクリフの狂気を体現するためにあるようなもの。ロビーが20人もの女友だちと個人的に開催した鑑賞会では
「女性陣が口から泡を吹いた」
「狂犬みたいだった」
と絶賛されています。
単なる美男美女の共演ではありません。互いに一歩も引かない、魂を削り合うような演技合戦。
「この2人になら人生を狂わされてもいい」――
世界中をそんな危険な熱狂に巻き込んでいるカップリングを、劇場で目撃しないわけにはいかないのです。
●最後に…
この愛の結末、あなたはどう裁きますか?
物語、圧倒的なスケールと、超一流のスタッフ・キャストが作り上げた「本物」の世界。
チケット代以上の価値があることは、ここまで読んだあなたならもうお分かりのはず。

そして何より、劇場を出た後あなたはきっと誰かと語りたくなる。
「あれは究極の愛だったのか、それとも身勝手な執着だったのか?」。
その答えを知りに、ぜひ映画館へ。
美しくも恐ろしいこの愛の結末、あなたがどう裁くのか気になります。
