HOTパーソンでご紹介した後継ぎ経営者・木村光伯さんに影響を与えた本について聞きました。
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2006年に社長に就任した際に、経営者の大先輩たちを訪ねて、経営者としての心構えなどについて話を伺いましたが、その中で、日本製粉(現・ニップン)の澤田浩会長から、「『論語』を読め」と勧められました。

『四書五経入門 中国思想の形成と展開』(竹内照夫著、平凡社)
それまでは学校で習ったぐらいで、きちんと読んだことはありませんでした。自分のその時々の心情の変化なのでしょうか。同じ文章でも読むたびに、違った印象、意味を感じています。私の座右の書として、繰り返し読み返している大切な本です。
『キングダム』1巻(©原泰久/集英社)
漫画では『キングダム』からの影響はあると思います。元奴隷の「信」という青年が、後に中国初の統一王朝を打ち立てて始皇帝となる秦王と出会い、いかにして将軍となっていくかが描かれる物語です。大変なベストセラーで、映画もヒットしましたね。次々と強敵が現れ、リーダーとそれを取り巻く人々らの忠誠や裏切り、陰謀が渦巻いていて感動的です。リーダーシップとは何か、を考えさせられる作品だと思います。
『アカギ~闇に降り立った天才~』(福本 伸行著、竹書房)
あとは、麻雀漫画の『アカギ~闇に降り立った天才~』です。実は、プロの講師に来てもらって、麻雀の戦法などについてまじめに習う勉強会に参加しています。普通は、こっちの方が上がる確率が高い、というような判断をするのですが、麻雀は4人でやるゲームです。それぞれの思いや運の流れがあって、確率論だけでは結果は決まりません。その点、意表を突く打ち方などで勝利を呼び込むこともある、という所が『アカギ』のおもしろいところです。意外とふだんの意思決定にもつながることがあるかもしれません。
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