名作映画の音のデザインを紐解く『劇伴音楽入門』が、2月6日(金)に集英社のインターナショナル新書から刊行される。
本書は、アニメ/映画/ドラマなど映像作品を支えてきた「劇伴音楽」をテーマに、その成り立ちと魅力を解説する入門書。
『ゴジラ』や『機動戦士ガンダム』、『新世紀エヴァンゲリオン』、『美少女戦士セーラームーン』など、誰もが一度は耳にしたことのある名シーンの音楽を手がかりに、映像と音の関係を紐解いていく。
知らず知らずのうちに人の心に刻まれてきた「劇伴音楽」
劇伴(げきばん)とは、劇中伴奏音楽の略称のこと。映像作品や演劇などにあわせて制作され、劇中で流れる楽曲を指す。
映像に寄り添う存在であるがゆえに、意識して聴かれることは少ない一方で、作品の記憶と強く結びつき、知らず知らずのうちに人の心に刻まれてきた音楽でもある。
『劇伴音楽入門』裏表紙/画像は集英社より
本書では、そうした劇伴音楽を「映像作品の記憶を呼び起こすタイムマシン」と位置づけ、その構造や工夫、実験的な試みを紹介する。
映画音楽の源流からアニメ劇伴が支持を集める背景までを紹介
『劇伴音楽入門』では、映画音楽の成立から、日本独自の劇伴音楽が形成されていく過程を時代順に整理。
『キング・コング』や『ゴジラ』といった映画音楽の源流から、テレビドラマやアニメにおける制約と挑戦、さらに近年のアニメ劇伴が海外で支持を集める背景までを、多くの具体例とともに論じている。
著者の腹巻猫さんは、サウンドトラック/アルバムの構成作家/文筆家として活動し、これまで400作以上のアルバム制作に関わってきた人物。『機動戦士ガンダム 総音楽集』などの制作にも携わっている。
劇伴音楽を「音のデザイン」を再考する一冊として、映像作品を愛してきた読者に向けた内容となりそうだ。

