2026年02月02日16時30分

ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)が、第68回グラミー賞(R)にて、「年間最優秀レコード賞」を含む本授賞式最多の5部門を受賞。昨年に引き続き、2年連続で最多受賞を記録するという快挙を成し遂げた。

さらに、今回の受賞によってグラミー賞累計獲得数は計27回に達した。これにより、Jay-Zが保持していた25回という記録を更新し、ラッパーとして史上最多のグラミー賞受賞記録を塗り替えるという歴史的な記録を打ち立てた。

・年間最優秀レコード賞:「luther (with sza)」
・最優秀ラップ・アルバム賞:『GNX』
・最優秀ラップ楽曲賞:「tv off」
・最優秀メロディック・ラップ・パフォーマンス賞:「luther (with sza)」
・最優秀ラップ・パフォーマンス賞:Clipse, Pusha T & Malice Featuring Kendrick Lamar & Pharrell Williams -「Chains & Whips」

2024年11月に突如リリースされたアルバム『GNX』は、歴代史上最多の視聴者数を記録した「第59回NFLスーパーボウル」のハーフタイムショーでも披露した「squabble up」「tv off」やSZAとの共演曲「luther」など全12曲が収録されているケンドリックの最新作。収録曲は「Not Like Us」の生みの親であるマスタード、ケンドリックの過去作品も手掛けたSounwaveに加えて、テイラー・スウィフトやサブリナ・カーペンターの大ヒット曲を手がけてきたジャック・アントノフなど、世界屈指のプロデューサー陣が携わっている。

「最優秀ラップ・アルバム」を受賞した際のスピーチは以下のとおり。

「これこそがヒップホップ。自分のことを話すのはあまり得意じゃないけれど、音楽を通してそれを表現しています。

タイラー、そしてザ・クリプス、ここに皆さんと共にいられることを光栄に思います。このカテゴリーで切磋琢磨し合える彼らは、僕にとって兄弟のような存在です。いつも伝えていることですが、ヒップホップは常にここにあります。

僕たちはこうしてスーツに身を包み、最高の姿を見せ、仲間たちと共に歩み、そしてこのカルチャーを背負い続けていきます。皆さんに感謝します。栄光は神にあり。愛しています」

さらに「luther」で「年間最優秀レコード賞」を受賞した際に、ケンドリックはプロデューサーのSounwaveやジャック・アントノフ、そしてシンガーソングライターのSZAと共にステージに登壇した。同曲は、R&B界のレジェンドである故ルーサー・ヴァンドロスとシェリル・リンによる「If This World Were Mine」をサンプリングした作品。ケンドリックはスピーチの場で、偉大なる先人であるルーサーとシェリルに対し、深い感謝の意を捧げた。

「ルーサー・ヴァンドロス。彼こそが音楽です。彼は私にとって、最も好きなアーティストの一人なので、この賞は私にとって本当に特別なことです。サンプリングの許可が下りたと聞いたとき、私たちは皆、あやうく涙を流すところでした。

そして、若き日のシェリル・リンが、あのレコードにどれほどの情熱を注ぎ込んだかを知っているからです。

そこに自分たちのボーカルを乗せられたことは、私たちが彼らのような偉大な先人たちに並ぶ、いくばくかの価値がある存在だと証明されたようなものです。彼らはそれを認めてくれた。ただ、ひとつだけ条件がありました。『汚い言葉は無しだ』と。それが唯一の約束でした。

私たちは答えました。『もちろんです。その通りにしましょう。汚い言葉は一切使いません。この曲が純粋に「愛」を象徴するものになるよう、全力を尽くします』と。 (省略)

ルーサー、フォーエバー!(永遠なるルーサー) 」

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