2025年12月に売れた本は何でしょうか? 小社で刊行している「日経の本」(日経BP/日本経済新聞出版)の月間売上ランキングを紹介します。昨年最後のランキングでも、トップは『イン・ザ・メガチャーチ』(朝井リョウ著)でした。そのほか、世界46カ国で200万部のベストセラーとして話題の、親子関係を考える本がランクインしています。
(注)2025年12月の全国主要書店のPOSデータを集計。部数は2026年1月20日現在
第3位『
子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本
』
第3位には、『子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本』(フィリッパ・ペリー著/高山真由美訳)がランクインしました。世界46カ国、200万部のベストセラーとして話題の本書。こちらの翻訳版は2023年に刊行され、25万部を突破しました。
長年、親子関係・人間関係の悩みに向き合ってきた英国の心理療法士が、様々な親子の実例をもとに、絆を深めるための秘訣を解説します。子どもがいくつになっても、子育ては思うようにいかないことの連続。例えば、あなたがお子さんの言動に対していらだちや怒りなどの「負の感情」を抱くとき、その原因は目の前の子どもではなく、「あなたが子どもだったころの親との関係にあるのでは?」と著者は問いかけます。
「日経BOOKプラス」では著者インタビューや抜粋記事を公開しているので、ぜひご一読ください。また、本書の第2弾『
身近な人間関係が変わる 大切な人に読んでほしい本
』も好評販売中です。
第2位『
エレガントな毒の吐き方
』
第2位には、前回と同じく『エレガントな毒の吐き方 脳科学と京都人に学ぶ「言いにくいことを賢く伝える」技術』(中野信子著)が入りました。人気はまだまだ継続中です。
職場の同僚や友人、ご近所さんの言動でイヤな気持ちになったとき、どうしていますか? 言い返したいけど、関係性は壊せない。そんなジレンマから、つい「自分が我慢すれば」と思ってしまうのではないでしょうか。そこで気持ちを抑え込むよりも、直接NOとは言わずにNOの気持ちを伝えることができれば──脳科学者・中野信子さんが、脳科学と京都人のコミュニケーションから、自分の思いを賢く伝える「大人の知的戦略」を解き明かします。
「日経BOOKプラス」では、著者の中野信子さんと京都に縁の深い芸人さんたちとの対談を掲載し、京都人のコミュニケーションを深掘りしています。
第1位『
イン・ザ・メガチャーチ
』
2025年を締めくくる12月の第1位は、『イン・ザ・メガチャーチ』(朝井リョウ著)でした。2025年9月の発売直後から売れ続け、4カ月連続で首位を守っています。刊行部数は早くも20万部(電子書籍含む)を突破しました。
「(オーディション番組などで)一体自分は何に興味を惹かれているんだろうと考えたとき、出役の方々よりもむしろファンダム、つまり高まる熱量とともに行動力を発揮する人間の在り方のほうに関心がある」とインタビューで語った朝井リョウさん。選挙が近づく昨今、本書で描かれるファンダムに没頭する人々を、俯瞰(ふかん)した視点で見てみるのもよいかもしれません。帯に記されている「事実と解釈、連帯と暴走、成長と信仰」という言葉にも考えさせられます。
「日経BOOKプラス」では関連記事を多数公開していますので、本作とあわせてお楽しみください。
続きを読む 1/2
「日経の本」2025年12月 月間売上ランキングTOP20



