噛むと音楽が“脳内再生”されるキャンディに衝撃が走る スピーカーもイヤホンもない音楽デバイス「Lollipop Star」
アメリカ・ラスベガスで開催されたテクノロジーの催事CES 2026で、ひときわ異彩を放ったのが、ロリポップ(棒付きキャンディ)型の音楽デバイス「Lollipop Star」です。
開発したのはアメリカのLava Tech Brandsで、キャンディを口に入れて噛むと、骨伝導技術によって音楽が頭の中で再生される仕組みになっています。
一見すると普通の棒付きキャンディですが、designboomによると、スティック内部には小型の電子モジュールが内蔵されており、奥歯で噛むことで振動があごの骨を通り、内耳へと伝わります。空気中に音は出ず、スピーカーやイヤホンも不要という、極めてプライベートな音楽体験を実現しています。
Lollipop Starはノベルティ性の高い商品として位置づけられており、高音質を追求するものではありません。CES会場で体験したCNETの記者は「音はこもっているが、頭の中で突然音楽が鳴り始める感覚は衝撃的だった」との感想を述べています。
特徴的なのは、フレーバーとアーティストが一体化している点です。ピーチ味やストロベリー味はアイス・スパイス、ブルーベリー味はAkon(エイコン)、ライム味はアルマーニ・ホワイトと結び付けられ、それぞれ専用の楽曲が収録されています。
CNBCによると、音楽はキャンディを通してしか聴くことができず、「一度きりのメディア体験」として設計されています。
価格は1本8.99ドルで、CES終了後に公式サイトなどで販売予定です。課題解決や効率化とは無縁ながら、「なぜ作ったのか?」という問いに対し、開発側は「Why not?(なぜダメなのか)」と答えています。
【動画】噛んでびっくり。Lollipop Star体験の様子
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