【世界が絶賛‼】『旅と日々』を映画評論家 松崎健夫が熱く解説! そえまつ映画館 #255 【ロカルノ国際映画祭金豹賞受賞‼】

🎬【旅と日々】
――特別じゃない旅が、ちょっとだけ毎日を変える。

今回そえまつ映画館がご紹介するのは、
『ケイコ 目を澄ませて』『夜明けのすべて』などで国内外の映画賞を席巻し、
今もっとも世界が注目する監督・三宅唱の最新作『旅と日々』。

原作は、つげ義春の短編漫画「海辺の叙景」「ほんやら洞のべんさん」。
半世紀を超えて愛される名作を、三宅監督が現代の感性で繊細にアップデート。
脚本家が“旅”を通して心の奥の静けさと再生を見つめる、珠玉のヒューマンドラマです。

🏆 第78回ロカルノ国際映画祭 金豹賞《グランプリ》&ヤング審査員賞特別賞W受賞‼
日本映画としては18年ぶりの快挙。
すでにアメリカ・フランス・韓国・台湾・香港など世界各国での配給も決定!
三宅唱監督の新たな代表作として熱い注目を集めています。

🌊 STORY(あらすじ)

強い日差しが照りつける夏の海。
海岸でぼんやりと過ごしていた夏男は、どこか陰のある女・渚に出会う。
何を語るでもなく、なんとなく島を散策する二人。
翌日、浜辺で顔を合わせた二人は、台風が近づくなか雨に打たれながら、波打つ海で泳ぐのだった……。

その映像が、大学の講義室のスクリーンに映し出されている。
つげ義春の漫画「海辺の叙景」を原作に、脚本家の李が脚本を書いた映画を授業の一環で上映していたのだ。
上映後、学生から感想を問われた李は「私には才能がないな、と思いました」と答える。

講義を終えた李は、魚沼教授に声をかけられる。
「気晴らしに旅行にでも行くといいですよ」
その数日後、魚沼教授が急逝。弔問に訪れた李は、教授の弟から形見のフィルムカメラを手渡される。

長いトンネルを抜けると、一面の銀世界。
無計画のまま降り立った雪国の町で、宿を探しさまよう李は、古びた宿にたどり着く。
屋根には雪が積もり、今にも崩れそうなその宿を営むのは、ものぐさな主人・べん造。
暖房もなく、まともな食事も出ず、布団も自分で敷かなければならない。
ある夜、べん造は李を夜の雪原へと誘う。
「錦鯉のいる池を見に行くか」――。

小さな旅や見知らぬ人との出会いが心の隙間を埋めていく――。

🎭 キャスト
李(脚本家)|シム・ウンギョン
べん造(宿の主人)|堤真一
渚|河合優実
夏男|髙田万作
魚沼教授|佐野史郎

🎬 監督・脚本:三宅唱
📖 原作:つげ義春「海辺の叙景」「ほんやら洞のべんさん」

「何も起こらない時間」の中にこそ、
人が“生きている”という実感がある。
そんな三宅唱の映画哲学が、つげ義春の原作と響き合う。

静けさの中に、言葉にならない痛みと優しさが満ちる――。
まるで風景そのものが心を映しているような、
“見るたびに深まる”映画体験。

📺 今回のそえまつ映画館では、
ロカルノ金豹賞受賞の快挙を果たした本作の魅力を、
松崎健夫の映画愛トークでじっくり掘り下げます!

『旅と日々』公式HP
https://www.bitters.co.jp/tabitohibi/

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第19回 田辺・弁慶映画祭 11月7日(金)~9日(日)
https://tbff.jp/

#シムウンギョン
#堤真一
#河合優実

富松 [拍手] [音楽] 今日はですね、ちょっと、え、映画を開始 する前にちょっと告知があるんですけども 、本日、本日です。本日11月7日の 金曜日から和歌山県の田辺市で田辺弁形 映画祭というのが開催されます。斎藤匠 さんがゲストに来ていただいて、斎藤匠 監督のブランク13の上映とトークがあっ たりとか、あとこの添え松映画館でもご 紹介した丸の、え、折り神直監督も審査員 で来られて、え、小神監督の丸を、え、 上映してトークをするというのもやります ので、え、是非、えっと、会場近い方お 越しいただきたいんですけども、え、 メインとなるのは学生映画とか自主映画を 作ってる若手の監督たちの作品をコンペと して、ま、8本上映して、その中から1本 グランプを決めるという上映があって、 こちらの方は無料になってますので、是非 皆さんにも見ていただきたいので、お近く の方は、え、私も多分これ元気だったら この、えっと、配信が流れてる頃には 和歌山にいるはずなので、是非、え、現地 の方にお越しいただきたいなという風に 思います。どうぞよろしくお願いします。 ということで今回ご紹介する監督も実は 自主映画出身の監督で、えっと、僕はその 東京芸術大学で映画を学んでいた時にその 映画の政作で手伝いに来ていただいて たっていう、ま、その頃からの知り合いの 監督なんですけども、宮宅監督の新作です 。旅と日々をご紹介したいと思います。 [拍手] 今は何か新しいもの書いているんですか? はい。でもあんまりうまくいっていません。 木晴らしい旅でも行くといいですよ。 [音楽] 今日って止まれますか? じゃ、適度にね。 電気はあそこあっからなしてこんなどこ来たの? [音楽] ただなんとなくです。 1 人で来るところじゃないですよ。 何もしたくなくて、こんなところがあるなんて知らなかった。生き返ったって感じ。 [音楽] 幸せな気分さなる話はどうだ?よし、今から行くか。 [音楽] 盗むってことですか?ダめですよ。いやあ、でもなかなか面白かったです。 [音楽] 久しぶりに楽しいと思えました。 おめはベラベラとよく喋るの。 [音楽] 旅と日々。 この作品についてはですね、ディア ストレンジャーをご紹介した会があったの で皆さんも是非見ていただきたいんです けども、その時に僕の同級生が最近 いろんな映画で活躍してんですよっていう ことを話してる中で編集をやってる、えっ と、大川け子さんという方がこの旅と日々 という作品を手掛けていて、えっと、 ロカルの国際というのは開催中で今 ちょうど上映されていますよっていう風に 話をしてたんです。その時は。そしたら その収録の翌日に受賞式があって最高賞の まを取ったってグランプリを取ったって いうことになってこの驚いたんですけども 、ま、三宅小監督もうにこちらのそう映画 館っていうも例えばこの稽古目を済ませ てっていうのをご紹介させていただいたり とか去年は夜明けの全てという作品で えっといろんなところの映画賞に輝いてい ても注目の大監督になってるんですけども ついにこのロカルノで、ま、最高に輝れた ということですごいなという思ってんです けども、元々プレイバックという、ま、 作品で一度ロカルノに行ってた経緯があっ て久ルに呼ばれた作品だったっていうのも あるんですけども、このロカルノで賞を 取ることの意味ってのは結構あって、 例えば玉口竜監督、ドライブマイカーで、 え、アカデミー賞とか、え、間の国際ガさ の100婚書を取った竜介監督は元々 ロカルの国合さにハッピーアワーという 作品を出してそこで俳優たちがえっと賞を 取ったことによって注目されて寝ても覚め てもという作品がカ野に行ったっていう 経緯があったりとかもう少し前の例だと ジムジアム氏監督がえノでえっと グランプリを取ってカヌではとカメラ ドール賞という新人賞を取ってるっていう 流れがあったりしてロカルノで賞を取った 監督ってのはその後カヌでま注目されて賞 を取ったりして、ま、大監督になってい くっていう流れがあるとすれば、この宮明 小監督も次の作品っていうのは僕はカヌ 狙えるんじゃないかなっていう風思ってる ので、その辺りこの先の、ま、事情みたい なもの、えっと、映画政策の事情みたいな ものも皆さんにちょっと注目していただき たいなという、ま、監督であるんですけど も、その三宅監督のこの新作が旅と日々と いう作品なんですけども、これどういう 作品かって言うと、これはですね ネジ式という漫画で有名な吉春さんという 方がいるんですけど、このつげさんのま、 漫画を映画化した作品ということなんです が、つげさんってのは漫画の中でもそうな んですけど、その旅を題材にした作品って いうのが多いっていうの特徴で、貧困旅行 っていうのは漫画じゃなくてそのエッセと して、ま、図書として、ま、本にまとめて 出してるものもあるぐらい旅っていうもの と告げよシアの作品っていうのは結構こう 神話性があるっていう風に昔から言われ てるんですよね。その中のこれはですね、 僕が持ってる作品、えっと、作品集の中で この昔出たネジ式っていうこのネジ式って 代表作が表題作になってるこの作品集の中 だと収録されてるなと思って見つけてこれ 持ってきたんですけども、えっと1つは この海辺の女系っていう作品ですね。で、 もう1本は本屋の便さんっていうこの2 作品が、えっと、この本の中に収録されて たんですけども、原作はこの、え、次吉春 さんのその2本の短編を、まあ、1本に まとめたような構成になってますっていう 、それが何なのかってのちょっと今日は ちょっと解説させていただきたいなという 風に思うんですけれども。で、今回の作品 ってのはその海辺の女系っていう作品と 本や堂の便さんっていう、ま、2つの作品 を1本にしてるように見えるんだけども、 このね、構成が絶妙で映画はえっと海辺の 女系っていう作品の方から始まるんですよ 。これ主演が川ゆさんを演じてて、あの 川ゆさんさすがにいい映画ばっか出るなと いう風に思うんですけども、ま、こういっ た海辺ので、ま、起こった、ま、出来事を 描いてるだけというか、もうセリフも ほとんどないようなちょっともう素敵な 漫画になってるんですけども、この作品が 実は旅と日々っていう映画の中の劇襲撃 っていう構成になってるんですよ。ことか というと、この映画の主人公はシムさん 演じる脚本方っていう風になってるんです ね。え、これはね、ちょっとこう入れ替の で分かりにくいかもしんないですけど、本 道のベンさんっていう作品の中では杉吉 さん本人じゃないかなと思わせるような 漫画家が主人公になってるんですけども、 これを映画の中では脚本化か主人公、 しかも男性が女性になるっていう性別も 変えて登場するんですけども、その本や堂 の便さんの話の中で脚本家が書いてる作品 としで出てくるのが海辺の女系っていう 先ほど見せた作品だっていう風な入れこの 構造になってるんですよ。で、ちょっと 凝った構成になってるんですね。なので 映画の中の映画の話なので映画についての 映画にもなってるってのは結構ポイントな んですよ。杉吉春さんの漫画を原作にし ながらも借りなく三宅省監督の映画に 対する考えの方にかなり寄せてる作品に なってるっていうところもま、作品の特徴 になってるんですけどもその時に今もね 多分話聞いててどういうストーリーなんか よくわかんないよってなると思うんです。 つまりその海辺の女系っていう海辺で男女 が出会って何かが起こるっていう短編の 物語りが始まってそれは実は志業さんが 書いた脚本の映画なんだっていうことが 映画を見てると途中で分かるんですよ。な のでこれは映画の中の巨行っていう風に 運命の女系っていう作品出てきてしる物語 自体は本屋道のベさんっていう物語で描か れてるその脚本家漫画の中では漫画家が えっと雪国に行ってえその宿がなかなか なくてそのある宿町と離れたところにある 一軒の宿に止まった一夜のことを描くって いう話の方にあのスライドして行くって いうようなそんな構成になってるんですよ 。見てるとどこまでが映画の中の現実なの か教会線が曖昧になってどっちが巨行で どっちが現実なのかが分からないっていう ところも割とこの映画の魅力になっていて その現実と巨行のま教会戦が曖昧だって いうのは本当にネジ式とかそういうものに 代表される吉春さんが書いてきた漫画のま 不利な世界みたいなものにちょっと禁した 世界観みたいなものがこの旅と日々って いう映画の全体の構成になって るってところも、ま、この映画の魅力で あり、三宅召喚監督とか意図するところで もあり、え、この映画ちょっと得意なもの である。そこがまたロカルの国際ガ祭の場 でも評価されたんじゃないかなという風に 感じた点でした。で、この、ま、脚本行っ てるシムさんですけども、サニー永遠の 仲間ってもう僕ら大好きな映画でその わウワウプラスをやってた時にはもう おっさニーとかって言われてですね、 サニーの好きなおっさんたちがサニーの愛 を語るみたいなことを僕もやらしてもらっ たりしたりしてたんですけども、え、その 後怪しい彼女という映画に出て、ま、韓国 で大スターだったんですけども、その後、 え、活動の拠点を日本にも移すようになっ て、新聞記者という映画でですね、え 外国人俳優としては初めて日本アカデミー 省で最優秀主演女優に輝いたということで 、ま、さすがの、ま、実力だなという風に 思わせた、ま、女優さんだったんですけど も、その志さんが今回この、ま、脚本家の 役で出てるということなんですが、 ポイントはその旅をした時に見の土地に 行った時ってなんかこうよそ者感みたいな ものを感じることあるじゃないですか。 それがそもそもシーン運量さんっていう人 自体が韓国人であるっていうことで違法人 であるっていうことが際立って るっていうところがこの映画の中で結構な そのあのポイントになってるなっていう感 に僕は感じたんですよね。で、そこに、え 、先ほど名前あげた川夕さんが劇中劇の中 のヒロインとして出てきてさすがだなと 思うような存在感を見せてたり、あと佐野 郎さんが出てるんですけども、佐野史郎 さんは元々その吉春さんの漫画をあの原作 にした厳選主人っていう映画の中で主人公 を演じてた役者さんなんですよ。だから そういったキャスティングにも何かこう つげさんの作品に対する敬愛みたいなもの を感じさせるっていうところが2つ目の ポイントじゃないかなという風に感じまし た。で、これ3つ目になるんですけど、 この映画の僕最大のポイントだと思うん ですけど、この映画を見てて現実とその 巨行の教会線が曖昧だっていうこと分かる んだけども、明らかにある演出によって こういう演出をしてる時は巨行なんだけど も、こういう演出をしてる時は現実なんで すっていう風に僕はなんかね、使い分けて んじゃないかなっていう風に気づいたので 、そこをちょちょっと解説させていただき たいと思うんですけれども、それは何かと 言うと同線なんですよね。同線というのは 画面の中で役者がどういう風にこう動い てるかっていう、ま、動きのことを言うん ですけど、それが明らかに、え、海辺の 女系っていう劇襲撃の時と本や堂の便産と では全く違うっていうことなんですよ。 これはもう是非よく見ていただきたいん ですけども、えっと、映画そのものは スタンダードサイズの、ま、正方に 限り抜く近い、えっと、サイズの、ま、今 ね、映画っていうと横長のサイズのものが 多いのでスタンダードサイズになると多少 ちょっと窮屈な感じがするようにする。 ところがそのスタンダードサイズの、ま、 横長ではない借りられた空間の中をその 特に川ゆさんですよね。さんが画面の中を こう斜めに行ったり、また降りてきたりで さらに奥に行ってまた手前に戻ってきたり みたいなそういうこう同線を借りられた こうフレームの中で自由に動いて るってのが海辺の女系っていうその劇の パートの中の特徴になってるんですよ。 ところが一転してそれが劇中劇です。され てた映画の中の出来事ですって分かって シム運業さんのパートになった途端カメラ の中の動きが途端になくなるんですよ。 基本的にカメラがフィックスの動かない絵 になって指紋さんもその中でま、このよう に佇んでるみたいな絵になるんですよね。 その同線が全く違うっていう風に描かれて んですよ。で、それがこの脚本家が捜作に 悩んでいるっていうところに、ま、起因し てると思うんですけども、作った作品の中 ではその登場人物か自由動いてるんだけど も、こ自分がまたその作品について考えた 時に悩み始めると動きがなくなるんだと。 で、この映画本当最後のラストシーン見て いただきたいんですけども、ラストでどう なるかって言うと、それまで Pixの絵の中で 佇んで動くことのなかったシモジョンさん が画面の中でね、ある同線を作っていくっ ていうことで映画が終わっていくんですよ 。つまりこの映画の中で彼女は動き出す。 その捜作に対して前を向いていくんじゃ ないかなっていうことをそれまで全く動き のないフィッスの中の絵で彼女を捉えてい たからこそ捜作の方に向かっていくんじゃ ないかなっていう風に思わせるようなそう いった絵作りをやってることに僕は やっぱりこの三宅翔監督ってのはすごい人 だなと思ってそのおそらくなんですけども 杉吉春さんの作品を映画化するという企画 をもら、ま、成立させながら自分の中で やりたい演ス論みたいなものを実践するっ ていうなんかスマートさがあるような気が 僕はしたので、その辺りを皆さんにも是非 確認していただきたいなという風に思い ました。もうこう聞くと小しい映画なのか なと思うかもしれないんですけど、全く そういうことではなくて、単純に脚本に 悩んでる女性がそれを乗り越えていくって いうだけの物語に映像的な表現で内面性と かその人の人生の育性みたいなものを表現 して見せるっていうことを やってることがおそらく国際的にも評価さ れてるんじゃないかなっていう僕は思うん ですよ。っていうのはこんなことをする 監督って多分三宅監督しか世界にいないん ですよ。それはあのドライブマイカーを このそういう政官でこう解説させて いただいた時に浜口竜介監督がなぜ国際的 に評価されるかって言うと大学院にいた時 から浜口には浜口にしかできない演出を やってるっていう風に先生たちに評価され てたってことが結果的にその世界的に見て も浜口監督にしかできないことだったって みんなが気づいたってことだと思うんです けども同様にこういった僕が解説したよう なこう演数も宮宅監督しか世界でやる人が いないからそういう風に評価されてるん だろうなっていうようなヒントになればな と思って今回このような解説をさせて いただきましたけどもう必ずこの監督は ですね的な監督さらなる飛躍を解けると 思うので是非この旅と日々も見守って いただきたいなという風に思います。 そしてですね、え、この添え松映画館毎年 恒例のイベントを今年も開催させて いただくことが決定いたしました。 ありがとうございます。はい。詳しくは ですね、来週のこの配信で発表させて いただいて、チケットの発売も来週から 開始になりますので、是非お見逃しのよう に今年もどうぞよろしくお願いいたします 。 [音楽]

1 Comment

  1. 堤真一と言われるまで気がつかなかったw
    さすが名優ですなぁ
    主人公がどこの国の人でもいいけど男にしてほしかった。
    男女が一つ屋根の下にいるという設定にちょっと身構えてしまう。
    松崎さんが情景を「じょけい」と言うのが気になりました。

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