2025年8月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
主演にアナ・デ・アルマスを迎えたジョン・ウィックシリーズのスピンオフ作品。
バリバリのアクション映画なので、やっぱ注目は「どんだけアクションにキレがあるか?」だと思うが、もう最高でしたね!
上映時間の90%がアクションで占められてると言っても過言ではない。主人公・イヴが息づく間もなく闘いっぱなし。
ほとんどアクションシーンなのに、ジョン・ウィック史上一番ストーリーが理解できた作品でもある。
ユニークな世界観で展開されるシリーズなので、設定やら新キャラの理解が必要な場合もあり、「今何してるんだっけ?」的な困惑に陥ることもあるのだが、シリーズで補完された基礎知識や過去作にも出てきたギミックが「予習済」になることでストーリーに集中出来たのが良かったんだと思う。
ジョン・ウィックの場合は後出しだった生い立ちの部分が、イヴの場合はスタートに持ってこられているのも良い。
それも世界観がすでに観客と共有されているからこそ、の展開力だろう。
で、肝心要のアクションなのだが、冒頭述べた通り色んな意味でキレっぷりが心地良い!
シリーズ名物というか87イレブン名物というか、手近にある色んな物を有効活用して闘っていくのだが、チョイスにも使い方にもイヴの必死さが出ていて良かったと思う。
小柄で軽い自分を利用して、狭い場所でダイナミックに動く。軽さゆえに攻撃で吹っ飛ぶ時もデカい。
アクションのコレオグラフィーはほとんどジョンと一緒なんだが、手斧の投げ方とかどことなく女子っぽさが残っていてそこも良い。
あとは何と言っても火炎放射器のシークエンス!
予告でも使われているが、火炎放射器で闘うクレイジーさと、それをCG無しで撮っちゃうクレイジーさは脱帽ものだ。良い意味でアホや。
面白いアクション映画を観たかったら87イレブンに限るなぁ、という満足感。スタントの限界を突き詰め、アクションでストーリーを作っていくユニークさでは他の追随を許さない。
続編作れそうな終わり方だったので、是非次回作も大スクリーンで堪能したい。
詳細は遷移先をご確認ください。
バレリーナ The World of John Wick