アキュラ(ホンダ)は8月15日、モントレー・カー・ウィーク内の『ザ・クウェイル・ア・モータースポーツ・ギャザリング』にて、『アキュラNSXロードスター』を一般公開する。この公開は初代NSXの35周年を記念するものだ。
NSXロードスターは、2012年の興行トップを記録したマーベルの映画『アベンジャーズ』のため特別に製作された。当時のアキュラ・クリエイティブディレクターであったデイブ・マレック率いる、ロサンゼルスのチームによってデザインされている。
2012年の映画『アベンジャーズ』のために製作されたアキュラNSXロードスター。 アキュラ
車両はカリフォルニア州オックスナードにある『トランスFX』によって製作された。手作業で作られたレジンとグラスファイバー製のボディは、走行距離25万2000マイル(約40万km)の1991年型初代NSXに換装された。サスペンションは2インチローダウンされ、18インチホイール、社外製シートも特徴となる。
デイブ・マレックは、撮影のために信頼できる車両が必要であったため、初代アキュラNSXがベースに選ばれたと述べている。現在も車両は13年前にスクリーンに登場した時と全く同じ状態を保っており、『Stark 33』のナンバープレートもそのまま装着されている。
アキュラはこのNSXロードスターを、来年のモントレーカーウィークでオークションに出品することを計画しており、収益は全額慈善団体に寄付される。
アキュラは、このコンセプトロードスターを『ザ・クウェイル』にて、1995年型NSX-Rや、1999年型ザナルディ・エディションといった重要なNSX生産モデル、そして次世代フル電動プレミアムパフォーマンスSUVの初公開となる、新型『RSXプロトタイプ』と共に展示する。
画像 インパネに注目!中身は初代NSXのアキュラNSXロードスターと歴代モデルたち 全132枚