NYへ移住してきたカップルを待ち受ける、緊張感MAXの入国審査シーン、映画『入国審査』本編映像【2025年8月1日公開】

わずか17日間で撮影された低予算の監督デビュー作が、スペイン映画として初めてインディペンデント・スピリット賞3部門にノミネート、さらに世界各国の映画祭で新人監督賞や観客賞を獲得するなど大きな注目を集めたリアリティMAXの深層心理サスペンス『入国審査』が8月1日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほかにて公開される。

 移住のためにNYに到着したが、なぜか入国できないカップル。なにが真実で、どれが嘘?答えひとつに人生が左右される―。

 舞台はNYの空港、入国審査を待つ幸せなカップル。移住のビザも取得し、新天地で暮らす準備は万全だったはずが、説明もなく別室に連行され、密室での不可解な尋問が始まる。なぜ二人は止められたのか?審査官は何かを知っているのか?予想外の質問が次々と浴びせられる中、やがてある疑念が二人の間に沸き起こり―。

 わずか17日間の撮影、たった65万ドルで制作された低予算の監督デビュー作が、スペイン映画として初めてインディペンデント・スピリット賞3部門(新人作品賞、新人脚本賞、編集賞)にノミネート! SXSW国際映画祭に正式出品され、タリン・ブラックナイト映画祭新人作品賞をはじめ、世界中の映画祭で、最優秀作品賞や観客賞など数々の賞に輝いた。さらに劇場公開後も、スペインの大手配信サービスFilminで爆発的人気を獲得、その年のスペイン映画で最も視聴された作品となった。

 監督・脚本を手掛け、まさに一夜で無名のクリエイターから、今最も注目される映像作家へと転身を遂げたのは、ベネズエラ出身のアレハンドロ・ロハスとフアン・セバスチャン・バスケス。ロハス監督自身が故郷のベネズエラからスペインに移住した際に、実際に体験したことからインスピレーションを受けて本作を生み出した。

 気弱に見えて得体の知れない影を感じさせるディエゴを演じるのは、「ナルコス」、『プリズン211』のアルベルト・アンマン。異国の地でパートナーの別の顔を知るという悪夢へと突き落とされるエレナには、『悲しみよ、こんにちは』、Netflix映画『その住人たちは』のブルーナ・クッシ。威圧的で底知れない恐ろしさを放つ二人の審査官には、Netflixの大ヒットシリーズ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」のローラ・ゴメスと、『サン・セバスチャンへ、ようこそ』のベン・テンプル。

 移住のためにNYに降り立った幸せなカップル、ディエゴとエレナ。入国審査を待つ人は長蛇の列で、ディエゴはその列に並びながらも周りの様子を見まわし、どこか落ち着かない。すると隣のスーツを着た男性から話しかけられる。

 「バルセロナから?」「ええ」「カタルーニャ語がうまい」「先生が優秀なので」「機内でも見かけた」とスペイン語で会話を続けながらも、緊張はほぐれない。

 入国審査のブースが近づき、スーツの男性が「威圧的だな」と話すと、ディエゴも「怖いくらいだ」と応じ、その顔には不安さえも感じられる。

 その様子に男性から「中南米の人?」と聞かれ、「ああ」とディエゴ。そこへ税関申請書を手にエレナが戻ってきて、男性にペンを借りてテキパキと記入しはじめる。その横でディエゴは入国審査のブースを注意深く観察し、スムーズに対応していた審査官を見て「18番だといいな」とつぶやく。そして二人の順番が近づく。「さっきは何て?」「18番ならいいなって」。すると18番のブースから「次の方」と呼ばれ「18番よ 行こう」とついに入国審査へ!

 「こんにちは」と笑顔のエレナとは対照的な表情のディエゴ。「パスポートを」「あなたの分も」ここから眼光するどい審査官によるチェックが始まる…入国審査へ向かう短い会話の中で浮かび上がるディエゴとエレナの対照的な様子と、なんとも言えない緊張感に、このあと二人を待ち受ける予想もしなかった展開の序章を感じる本編シーンとなっている。

■STORY
 移住のために、バルセロナからNYへと降り立った、ディエゴとエレナ。エレナがグリーンカードの抽選で移民ビザに当選、事実婚のパートナーであるディエゴと共に、憧れの新天地で幸せな暮らしを夢見ていた。ところが入国審査で状況は一転。パスポートを確認した職員になぜか別室へと連れて行かれる。「入国の目的は?」密室ではじまる問答無用の尋問。やがて、ある質問をきっかけにエレナはディエゴに疑念を抱き始める―。

監督・脚本:アレハンドロ・ロハス、フアン・セバスチャン・バスケス
出演:アルベルト・アンマン、ブルーナ・クッシ
2023年|スペイン|スペイン語、英語、カタルーニャ語|77分|ビスタ|カラー|5.1ch|原題UPON ENTRY|日本語字幕 杉田洋子
配給:松竹  後援:在日スペイン大使館、インスティトゥト・セルバンデス東京 
© 2022 ZABRISKIE FILMS SL, BASQUE FILM SERVICES SL, SYGNATIA SL, UPON ENTRY AIE

May I see your passport? When was the last time you came? See? No, it’s not the right piece. Enjoy your stay. Have your passports and ready. There’s Latino. You understand what you’re saying? But it’s not presidents or visitors. Oh, mother, please. Yo, I’m talking. All right. Who’s next? Hello. Good morning. Hello. Hello. Hi. Sir, could you put that down? Yeah. Passports, please. Passport sir please passports please follow me everything all right this is an interrogation turn it off and sit down When’s the last time you enter the United States?

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