
登壇者:黒崎煌代、団塚唯我監督
2023年度後期のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」で俳優デビューを果たし大きな話題となった、黒崎煌代の初主演映画『見はらし世代』が、現地時間6月13日から22日にかけて開催された、第27回上海国際映画祭のゴールデン・ゴブレット・アワード「アジア新人賞部門」に選出され、6月18日(水)にアジアプレミアを実施。21日(土)には、レッドカーペット並びに授賞式が実施され、主演の黒崎煌代、団塚唯我監督が参加した。
本作は、若手映画作家育成事業ndjcにて短編『遠くへいきたいわ』を監督した団塚唯我のオリジナル脚本による長編デビュー作。26歳にして、日本人史上最年少での出品となった 第78回カンヌ国際映画祭監督週間に続き、第27回上海国際映画祭のゴールデン・ゴブレット・アワード「アジア新人賞部門」に選出。6月18日(水)に団塚唯我監督登壇にてアジアプレミアを実施し、映画祭での全3回分のチケットは即完売。上映後に開催したQ&Aでは時間内に答えきれないほどの質問が殺到するなど、大きな注目が集った。
1993年に始まった上海国際映画祭は、中国で唯一の国際映画制作者連盟公認の映画祭で毎年10日間の会期中に国内外の役500作品を上映。「アジア新人賞部門」はアジア人監督のデビュー作品または2作品目の長編映画を対象にしたもので、今年はアジア各国より計12本の作品が選ばれ、日本からは本作のみが選出。21日開催されるレッドカーペット&授賞式へ本作で初主演を務めた黒崎煌代と団塚唯我監督の参加も決定し、惜しくも受賞はならなかったが、鮮烈なデビューを世界で再びアピール! 第78回カンヌ国際映画祭に続いての上映となったが、上海国際映画祭について団塚監督は「映画ファンの皆様にすごく熱量があって、映画監督や映画俳優に対してのリスペクトを感じ、とても素敵でした」とコメント。
レッドカーペットに駆けつけた黒崎も「中国、そして上海の規模の大きさを知ることができてすごい良い経験をさせていただきました。同じアジアの国ということもあってか、観客との距離が近く非常にフレンドリーでありがたかったです」と語った。
そして、今回の映画祭を経て、団塚監督は「話しかけていただいたり、『すごく面白かったです』とSNSに連絡をいただいたり、とても嬉しかったです。日本に先駆けて各国で上映していただく機会をいただき、日本の公開はまだ先にはなりますが、この映画は“東京の街”を描いた作品なので、これから日本でも広がっていくと良いなと思います」と期待を口にした。黒崎も「早く日本の方々にも観ていただきたいです!」と同感の様子だった。
コメント(フルバージョン)
Q.上海映画祭について
団塚:映画ファンの皆様にすごく熱量があって、映画監督や映画俳優に対してのリスペクトを感じ、とても素敵でした。
観光もしましたが、上海は街全体にとても活気があって、住んでる人たちも元気で、すごく素敵な街だと思いました。
黒崎:中国、そして上海の規模の大きさを知ることができてすごい良い経験をさせていただきました。同じアジアの国ということもあってか、観客との距離が近く非常にフレンドリーでありがたかったです。
レッドカーペットは、スリランカやインドの方々と一緒に歩いたのですが、その国際的な感じが楽しかったですね。
Q.『見はらし世代』中国での反応や、日本公開に向けての心境について
団塚:話しかけていただいたり、『すごく面白かったです』とSNSに連絡をいただいたり、とても嬉しかったです。
日本に先駆けて各国で上映していただく機会をいただき、日本の公開はまだ先にはなりますが、この映画は“東京の街”を描いた作品なので、これから日本でも広がっていくと良いなと思います。
黒崎:ヨーロッパでも、そして今回アジアでも上映していただきましたが、日本ではまだ観ていただけていないので、“東京”の映画ということもあり、早く日本の方々にも観ていただきたいです。
公開表記
2025年秋全国公開
(オフィシャル素材提供)
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