テレンス・ハワードTerrance Howard arrives to the 54th Annual NAACP Image Awards at Pasadena Civic Auditorium on February 25 2023...

Photo: Aaron J. Thornton/Getty Images

テレンス・ハワードは、伝説のソウルシンガー、マーヴィン・ゲイの伝記映画への出演をオファーされたが、「男性とキスをしたくない」がために断ったそうだ。コメディアンのビル・マーのポッドキャスト「Club Random」に出演したテレンスが、自身のキャリアにおける最大の失敗は、スモーキー・ロビンソン自ら主演をオファーしてくれた彼の伝記映画を、マーヴィン・ゲイの伝記映画と撮影スケジュールが重なったために断ったことだと告白した。

マーヴィンの人生は「遥かに興味深く」「語られるべき物語」であるとしながらも、結局のところ同作にも出演していない。その理由をテレンスはこう語る。「クインシー・ジョーンズの家に行ったとき、『マーヴィンはゲイだと噂を聞いた。彼はゲイだったのか』と尋ねてみた。するとクインシーは『そうだ』と答えた」。噂が事実だったことを知ったテレンスは、映画に「出演できない」と決意を固めたという。「スタジオは俺に(同性愛の役を)演じさせたがったが、俺にはできなかった」

ビル・マーから、「映画で男性にキスはできないということか?」と聞かれると、テレンスは「そうだ。偽れない」と答え、「最悪だ。男性とキスなどしたら、唇を切り落としてやる」と不快感を露わに。その上で、「男性とキスしたくないからといって、同性愛嫌悪ではない」と述べ、役柄にコミットできるかどうかの問題だと主張した。「あのキャラクターを100%の力で演じることはできない。自分が理解できないことに身を委ねることは無理だ」

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