30回目の節目となる宮崎国際音楽祭の開幕を告げる「みやざき国際ストリート音楽祭」が20日、宮崎市中心部で開かれ、街なかでの音楽を楽しもうと多くの人でにぎわいました。

「みやざき国際ストリート音楽祭」は、宮崎国際音楽祭の関連イベントとして毎年開かれていて、宮崎市中心部の6つの会場で、52団体、700人がクラシックやジャズなどを演奏しました。

このうち、県庁前の屋外広場では、国内トップクラスの管楽器の演奏家5人が「ブエノスアイレスの春」など8曲を5重奏で演奏し、最後は観客も手拍子をして会場は一体となっていました。

また、海外の団体の参加としては6年ぶりとなる台湾の国立師範大学附属高校の吹奏楽団とトランペット奏者で国立台湾師範大学の葉樹涵 教授の演奏では、集まった人たちが美しい音色に聞き入っていました。

4歳の娘と訪れた宮崎市の40代の女性は、「初めて来ましたが娘がとても楽しんでいました。音楽祭を通じて宮崎がもっと盛り上がってほしい」と話していました。

演奏を披露したトランペット奏者の高橋敦さんは、「外でのコンサートはとても気持ちよかったです。国際音楽祭は興味深いプログラムがたくさんあるので、多くの人に来てほしい」と話していました。

ことし30回目の節目を迎える宮崎国際音楽祭は、改装が終わった宮崎市の県立芸術劇場を再びメイン会場にして、5月18日まで開かれます。

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