──これから挑戦してみたい役はありますか。また、今後どのような俳優になりたいとお考えですか。

経験したことのない役柄なら、どんなものでも挑戦してみたいです。これからも人に感謝できる俳優でありたいと思いますし、人々に楽しさを与える俳優になりたいです。

──最後に、日本の観客のみなさんへのメッセージをお願いします。

映画『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』は、連続殺人事件を追う刑事たちの物語ですが、社会現象について語る面もあり、ここを重点的に見てほしいです。映画をご覧になったあと、観客のみなさんそれぞれの考える正義について、もう一度考えてもらえたらと思います。そして、僕の新しい姿にも、たくさん期待していただけたらうれしいです。

チョン・ヘインの優しさと強さがぶつかり合う──映画『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』インタビュー

『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』

チョン・ヘインの優しさと強さがぶつかり合う──映画『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』インタビュー

4月11日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
配給:KADOKAWA Kプラス
©2024 CJ ENM Co., Ltd., Filmmakers R&K ALL RIGHTS RESERVED
レイティング:G

著者プロフィール:篠儀直子(しのぎ なおこ)

翻訳者。映画批評も手がける。翻訳書は『フレッド・アステア自伝』『エドワード・ヤン』(以上青土社)『ウェス・アンダーソンの世界 グランド・ブダペスト・ホテル』(DU BOOKS)『SF映画のタイポグラフィとデザイン』(フィルムアート社)『切り裂きジャックに殺されたのは誰か』(青土社)など。

写真・内田裕介
編集・遠藤加奈(GQ)

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1979年10月26日、独裁者と言われたパク・チョンヒ(朴正煕)大統領が側近の手によって暗殺された。民主化を期待する国民の声が高まるなか、独裁者の座を狙いクーデターを企てる者がいた。本作は史実に基づき、クーデターの首謀者であるチョン・ドゥグァンとそれを阻止しようとした高潔なイ・テシンの9時間に渡る攻防を生々しい緊張感をもって描いた歴史サスペンスだ。

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