セリフの指定をせずに、ト書のみの脚本から、俳優とともに対話を繰り返しながら作り上げた、第45回ぴあフィルムフェスティバル 2023準グランプリ劇映画 / ブリュブ国際中編映画祭2024入選『ふれる』予告編が解禁!
監督は、日本大学芸術学部映画学科出身の髙田恭輔。大学を卒業したばかりで、まだ23歳の若者ながら、脚本には出来事だけを書き、セリフは現場で生み出すという独特のスタイルで本作を制作。母を亡くした小学4年生の美咲を演じた鈴木唯の自然な表情や、美咲にどう接していいか正解がわからない大人たちの戸惑いや心からの優しさを見事に引き出している。「ト書のみの脚本と言っても、決して演者に丸投げするのではなく、監督として責任を持ちしっかりと全体を把握しながら話し合っていった」と語る髙田監督。
自分の想いを吐露する友達もいなく、母の死や生活の変化に対応する必要性に迫られる主人公・美咲を演じたのは、撮影当時弱冠9歳で、本作で映画初出演にして初主演を果たした鈴木唯。
同じく母を亡くした娘ながら、年齢的には大人で、小学生の妹と父の間を取り持つ姉・美和役は、足立紳監督の短編『しちゃったね』(21)で初主演を飾った仁科かりん。シングルファーザーとして料理も担当しつつ、折々で恋人の聡子を娘にも会わせる父・和仁役に、西谷弘監督作品などで活躍する河野安郎。美咲との距離を詰めようと頑張る聡子役に、岩井秀人演出作の作・出演を担当するなど活動の幅を広げる水谷悟子。唯一、美咲にフラットに寄り添い、ろくろ回しを教える陶芸家のシショウ役にインディペンデント映画を中心に多数の作品で主演も務める松岡眞吾。美咲の家出に繋がる事件に立ち会う新人担任教師・梨ノ木役は、出演作『鮮やかに笑ってくれ』(23)で評価された吉田晏子が演じた。
【STORY】
母を数年前に亡くした小学4年生の美咲は、度々奇行を起こして家族を困らせている。不登校の彼女を心配する学校の先生や周りの大人たちをよそに、美咲は陶芸家の工房で遊ぶようになる。そんなある日、一人の女性が家にやってくる。父と親しげなその姿に、美咲はいずれこの女性が「新しい母」になることを悟る。美咲とそれを取り巻く人々の人生が少しずつ動き出していく…。
『ふれる』は2024年9月27日公開
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