最近どんな本を読んでらっしゃいますか?
何か読みたいけど、それによって疲れるのもね~
何を読もうかな~と思っていた時に出会った本です。
『現代生活独習ノート』津村記久子 (講談社)
津村さん、以前、『つまらない住宅地のすべての家』もご紹介しました。
今回、こちらの本を購入し、読み終わるまで、同じ作者だということを気にせず読んでいましたが、とてもよかったということは、どうも津村さんは波田に合うようです。
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#読書 #津村記久子 #講談社
6 Comments
「現代生活独習ノート」、是非買って、読んでみたいです。
よしよし
美ねぇさー髪型 おばさんぽいの止めて🥺
登場人物が皆疲れていると聞いて、この著者はサラリーマン経験があるのではないかとサラリーマンの私は思いました。調べてみると、新卒で入社した会社で壮絶なパワハラにあい9か月で退社とか。その後職業訓練校等を経て転職し芥川賞受賞後も会社勤めを続けていたとか。そうした経験が反映されているのでしょう。ところで「距離感」という言葉は宮崎美子を紐解くキーワードである様にも思います。誰もを魅了する笑顔の奥に微かに垣間見せる孤高の精神。思えばミニマリスト指向はモノとの距離感ですし、独身指向?はヒトとの距離感かも知れません。こんないい女がなぜ独身なのか。クワガタを飼って心をほぐして考えてみます。津村紀久子、精力的に読みたくなりました。
勉強よりお茶会🍵🍡🍘🍰🍪しましょうよ…。
これを読む前に芥川賞受賞作を読んでみるかと思って「ポトスライムの舟」を読みました。かなり良かったのですが、続いて同じ文庫の中の「十二月の窓辺」に進んだら、これが凄い。作者自身の「V係長」からのパワハラ体験がそのまま書かれているかの様な小説でした。その時の疲れ、休暇なのに一日中遮光カーテンを下したままぼーっとしている・・・とか、が間違いなく作者の創作の原点ですね。「牢名主」のA群B群などは「V係長」はどうしてこうなのか・・・そして私はどうしてターゲットなのか・・・という事を考えざるを得なかった経験から生まれたのでしょう。私的には「粗食インスタグラム」が良かったです。最後の方でおにぎりと出汁巻卵と味噌汁を貰うのが少し嬉しいですね。あと、この本を最後に「距離感」という言葉で括って紹介した美子さんの書評力に改めて感心しました。次は「つまらない住宅地・・・」も読んでみたいと思います。