15年も使い続けてきたその「Kindle」デバイスにも、終わりの時が近づいている。Amazonは、2012年以前に発売されたKindleモデルのサポートを5月20日に終了する。この変更については、まずオーストラリアのKindleユーザーが報告し、その後Amazonが米国時間4月7日に、米CNETの姉妹サイトPCMagに事実と認めた。同社は、米国のユーザーにもまもなくメールで通知するとしている。

 デバイスにダウンロード済みの書籍は5月以降も消えることはないが、ネットワークに接続して新しい本を購入、レンタル、ダウンロードすることはできなくなる。

 対象デバイスで読み終えていない本があるなら、デバイスの登録解除や工場出荷時へのリセットをしないよう注意が必要だ。Redditで共有されたオーストラリアのユーザーへのメールの中で、Amazonは一度デバイスの登録を解除したりリセットしたりすると、その後は再登録も利用も一切できなくなると説明している。

 Amazonの広報担当者は米CNETに対し、「これらのモデルは少なくとも14年間、長いものでは18年間サポートされてきた。しかし、その間にテクノロジーは大きく進歩しており、これらのデバイスは今後サポートの対象外となる。現在も利用しているユーザーには通知しており、新しいデバイスへの移行を支援する特典を提供している」と語った。

対象デバイス

 2012年以前に発売されたKindleおよび「Kindle Fire」デバイスは5月20日以降、書籍のダウンロードができなくなる。対象となるデバイスは以下の通り。

電子書籍リーダー:「Kindle 第1世代」(2007年)、「Kindle DX」および「DX Graphite」(2009年、2010年)、「Kindle Keyboard」(2010年)、「Kindle 4」(2011年)、「Kindle Touch」(2011年)、「Kindle 5」(2012年)、「Kindle Paperwhite 第1世代」(2012年)
タブレット:「Kindle Fire 第1世代」(2011年)、「Kindle Fire 第2世代」(2012年)、「Kindle Fire HD 7」(2012年)、「Kindle Fire HD 8.9」(2012年)

 Kindleの第1世代が発売されたのは2007年で、それ以来、電子書籍リーダーはわずかながら進化を遂げてきた。AmazonはEngadgetに対し、これらの古いデバイスを使用しているユーザーは全体の3%未満だと述べた

 顧客へのメールの中で同社は、「Android」や「iOS」向けアプリ、またはデスクトップアプリを使用すれば、引き続きKindleライブラリやKindleストアにアクセスできると説明している。

 消費者団体PIRGで「修理する権利」キャンペーンのシニアディレクターを務めるNathan Proctor氏は、消費者は製品をより長く維持し、使用できるべきだと米CNETに語った。「われわれはあまりにも多くの電子機器を廃棄しているが、その多くは修理やアップデートが可能なはずだ」という。

 サービス終了を機にKindleから離れることを検討しているなら、他の電子書籍リーダーの選択肢もある。「Calibre」は、複数のソースからの電子書籍の閲覧や整理、ニュース記事やウェブサイトのダウンロードなど、さまざまな機能を提供する無料のオープンソース電子書籍管理ソフトだ。なお、Amazonは古いデバイスのリサイクルサービスも提供している。

この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。

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Amazonのアソシエイトとして、CNET Japanは適格販売により収入を得ています。

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