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紀陽銀行 presents REQUESTAGE 2026」開催記念対談
【REQUESTALK】vol.1 三原健司(フレデリック)×なとり
FM802が贈る春の祭典「FM802 SPECIAL LIVE
紀陽銀行 presents REQUESTAGE 2026」開催記念対談
【REQUESTALK】vol.1 三原健司(フレデリック)×なとり
4月29日(水・祝) 「FM802 SPECIAL LIVE 紀陽銀行 presents REQUESTAGE 2026」の出演を目前に控えた、三原健司(フレデリック)×なとりのスペシャルな対談が実現。「MUSIC FREAKS」(4月5日(日) 22:00-24:00 [DJ]なとり)にてオンエアされた貴重なトークをフルでお届け! 初対面で明かされる意外な共通点と、ボーカリストとして互いに送る最大級のリスペクト。2人のルーツまで紐解かれる「REQUESTALK」前半戦
【前半】
なとり「なとりです。」
三原健司「フレデリック、三原健司です。(以下「三原)」
なとり「ここからの時間は!」
二人「せーの、REQUESTALK!」
なとり「ということで、よろしくお願いします。」
三原「よろしくお願いします。」
なとり「あのー、私たちはほぼ初めて…」
三原「ほぼ初めましてやね。」
なとり「フェスとかで何回かご挨拶させてもらったことあるんですけど。今日あの、こういう機会を借りて、ちょっといろいろお話ししたいなと思って。よろしくお願いいたします。めっちゃ緊張する!やばい!(笑)」
三原「なんでなんで(笑)」
なとり「まさか俺が進行役だと思ってなくて。」
三原「いや、そらそうやん(笑)」
なとり「ちょっと一緒に頑張りましょう、本当に。」
三原「一緒に頑張っていかなあかん。」
なとり「一緒に。」
三原「いや、俺もう船乗ったつもりできてますけど。」
なとり「ちょっと頑張ります。船長として(笑)頑張っていきます。」
三原「お願いします。僕も頑張ります。」

なとり「お願いします!ということで。我々、なとりとフレデリックは、4月29日(水)にFM802が大阪城ホールで行う「FM802 SPECIAL LIVE 紀陽銀行 presents REQUESTAGE 2026」に出演します。」
三原「はい!」
なとり「共演はキタニタツヤさん、10-FEET、PEOPLE 1、WANIMAです。すごい楽しみでございます。」
三原「いや、すごいメンツやんな。」
なとり「すごいっすよね。俺、個人的に大阪城ホールでやるのが初めてで。」
三原「初めて!あ、マジで。」
なとり「たぶん、めっちゃでかいじゃないですか。」
三原「めちゃくちゃでかい。」
なとり「でかいですよね。あれ、もう何回か。」
三原「何回か!FM802のイベントでも出演させていただいてますし。」
なとり「いや、めっちゃ緊張するなあ。」
三原「いや、でも。こないだ日本武道館のライブ遊びに行かせていただきましたけど、全然堂々としてたし。」
なとり「本当ですか。よかったー!(笑)」
三原「あ、ちっちぇなあぐらいに感じるかなと。」
なとり「やば。じゃあ、城ホールもそのテンションで頑張りたいな(笑)」
三原「めちゃくちゃ楽しいと思う!でもメンツもさ、なとりくんの世代で言ったら、もうなんか10代の時から聴いてました、ぐらいの人たちのほうが多いんじゃない?」
なとり「本当にそうで。なんかそれこそ思春期というか、学生時代のプレイリスト全員いるんで、この中に。」
三原「マジ(笑)」
なとり「だから個人的に尊いフェスだなと思ってたりして、めちゃくちゃ楽しみというか。普通に観る側としても楽しみだなと思ってて。」
三原「そうやんな。とにかく本当にもうすごいメンツ。802はすごい人たち呼ぶよね本当に。」
なとり「ははは(笑)いやすごい本当に。その中にいれてとても嬉しいですけれど。えーと、今日は、まず最初にちょっとお互いの印象をお話しできればいいなと思います!」
三原「お互いの印象(笑)」
なとり「お互いの印象!初印象ということで。まず僕からちょっと。フレデリックについてお話しさせてもらいたいんですけれど。僕、フレデリックの『オドループ』が、アコギを始めたきっかけの曲で。」
三原「え、そうなん?」
なとり「そうなんですよ。母親が最初フレデリックにすごいどハマりして。僕が中学生ぐらいの頃に『オドループ』のEPとかを買っててずっと車で聴いてたんですけど。フレデリックを聴いてから『オドループ』をギターで弾きたい!みたいなことを言ってて。」
三原「うん、うん。」
なとり「で、母親が『オドループ』を練習してるときに、まあ俺もちょっとやってみるかと思って『オドループ』をこう歌いながら弾き語ってて。それでギターの面白さというか、コード進行ってこういう感じなんだ!とかを初めて知ったきっかけが、このフレデリックの曲で。そういうところで、僕の今の曲作りに影響を与えてくださってるバンドというか。」
三原「マジっすか(笑)」
なとり「いや、本当中学生の時とかめちゃくちゃライブ行ってて。初めてのバンドのライブがフレデリックだったんですよ。」
三原「あ、そうなんや!」
なとり「はい。だから、めちゃくちゃあの…好きです(笑)」
二人「ははははは(笑)」
なとり「純粋にファンで。なので本当にこうやってお話できるのも結構普通に震えるぐらいの…。ありがたい!っていう印象です。」
三原「いやいやいや。じゃあ、G、A、B、D弾いてたんや。」
なとり「そうっすね、めっちゃ弾いてました。なんか、すげえムズいコードがあって、当時。なんだっけな…」
三原「「気に入らないよ~♪」のとこかな?」
なとり「かな?あ!あのクリシェ(コード)の。(曲を口ずさむ)」
三原「あ、サビ終わりか。」
なとり「あれが、初めてギター触ったときめっちゃムズくて。」
三原「ね(笑)しかも裏(拍)でいくからね。スチャ、スチャでいくから。」
なとり「そう!裏(拍)が絶妙にムズくて。そういうギターの最初のHow toを教えてくれたバンドということで。すごい影響を与えていただいてる感じ。ごめんなさい、めっちゃ上からみたいになっちゃったんですけど。そういう感じなんですけど、逆にどうですか?」
三原「いや、今こう話してる第一印象は”ガチガチ”でしかないねんけど(笑)」
なとり「ははははは(笑)いや、緊張しちゃって(笑)」
三原「いやでも、もうなとりくんのアーティスト性で言えば、とんでもない天才現れたんだっていうのはすごい思ったけどね。」
なとり「あ、マジですか!嬉しい。」
三原「あと、その曲の幅広さはもちろんのこと、俺はもうボーカルやから言うけど、声がズルすぎる!」
なとり「本当ですか!嬉しい(笑)」
三原「そう、なんやろな。声ってさ、いろんなキャラクターがあって。で、そのキャラクターに沿っていろんな感情を引き出してくれると思うねん。その音楽を聴いた人にとって。っていうところで、自分にはないものをなとりくんはたくさん持ってるなと思ってて。」
なとり「えー!本当ですか?」
三原「ちょっとした歪みっぽい感じの声だったりとか、ファルセットにいったときのちょっとセクシーな感じの艶やかさみたいなところとか。でも、それが大人すぎずちょっと少年っぽい、みたいな印象があって。それがまっすぐ歌詞がバーって入ってくるときもあるし、その歌詞聴いたときに「これはどの感情でこう歌ってんねんやろ」みたいなのを考えさせられるときもあるし。ストレートに伝わる部分もあるけど、もっと”深掘りたい!”って思える部分があるような声をしてるから。」
なとり「うわあ、めちゃくちゃ嬉しい…。」
三原「その楽曲を知りたいって思えることが増える声でもあるなと思う。」
なとり「えー!めっちゃ嬉しいなんか。」
三原「それも含めてめちゃくちゃ好きです。」
なとり「実は、声めっちゃコンプレックスで。」
三原「マジで言ってる?(笑)」
なとり「そうなんですよ、マジで(笑)めっちゃコンプレックスで。それこそ僕フレデリックのライブ映像とかめっちゃ観るんですけど。やっぱり自分はどうしてもライブ向きではない声だなって、フレデリックを観るとどうしても思っちゃうというか。」
三原「あ、本当?」

なとり「煽りとかがあまり通用しないんですよ、僕の声質って。そういうの観るとやっぱめっちゃ憧れるというか。俺もめっちゃ(三原さんの)声好きで。後出しみたいになっちゃったんですけど、めっちゃ好きで。そんな方に言っていただけるのがめちゃくちゃ嬉しいなと思って。」
三原「いやいや、もう煽り方ならいくらでも教えますよ(笑)」
なとり「はははははは!確かに(笑)」
三原「煽るときはここの筋肉使ったほうがいいとか(笑)」
なとり「うわあ、めっちゃありがたい(笑)」
三原「筋肉勝負ですから。ただ声帯がね、バグったりするから。使い方は気をつけないといけないですよっていう。」
なとり「うわ、ちょっとレクチャーしていただいて。このREQUESTAGEで発揮できたらいいな。」
三原「俺が先生として腕組みしながら「あ、でもそれはちょっとうまくできてないな」とか言って(笑)」
なとり「やば(笑)嬉しい。超嬉しい、すごい。そんな感じで、音楽の話をできたらいいなと思うんですけど。健司さんが音楽やりたいなって思ったきっかけとかって、なんですか?」
三原「きっかけは…えーと、もともと音楽を聴くのが好きでもあったけど。俺らフレデリックは双子でやってるから。ベースの三原康司と俺が双子の兄弟でやってて。で、もともと俺はそんなに自分が歌ったりとかすることに興味はなくて。友達とカラオケ行ったらちょっと「あ、なんか歌えるね」みたいな感じやったんやけど、陸上部入ってたし走ってたほうがいいわ、ぐらいの感じで普通に学生生活を送ってたら康司がベースを始めて。」
なとり「へー!」
三原「中学生のときに軽音楽部に所属して。それで、俺からしたらよく分からへん、ギターなのかも分からへん低音の4弦のものをベチベチベチベチずっと家で鳴らしてる、みたいな状況やって。それが文化祭になったときに、めちゃくちゃかっこよくて!康司のステージが。」
なとり「えー!はい。」
三原「ベース弾いてて歌ってるわけじゃないんやけど。ボーカルをやっぱり見るやんか、学生のときとかって。目立ってるものに目が行きがちやけど、康司がベースを弾いてるのがすごい印象深くて。こんな楽しい世界があるんや、と思って音楽に興味を持ち始めて。で、それで高校生のときに俺も軽音楽部に所属して「じゃあ、プロなろう」みたいな感じでやり始めたっていうのが最初ですね。」
なとり「めちゃくちゃいいですね。俺、超憧れるんですよねそういうの。しかもそっか、双子でやられてますもんね。」
三原「そう、そう、そう、そう。」
なとり「わあ、そっか。それってやっぱり、家で二人でセッションとかもやったりしたんですか?」
三原「いや、なんかそういうのはちょっと小っ恥ずかしくてやらんかった。」
なとり「あ、そうなんだ!それ意外ですね」
三原「なんかね。今めちゃくちゃ仲良いんやけど、仲良くなったきっかけがお互いの個性をちゃんと知れたからなんやけど。最初ってやっぱ、双子やからみんなから同じように見られるから、お互い「同じように見られたくない」って思うのよ。思春期とか入ると。」
なとり「あ、なるほど。」
三原「で、「俺はこいつとは違うんや」みたいなのをお互い感じ合ってて。普通に仲悪いわけじゃないんやけど、お互いライバル視してる、みたいな時期やったから。」
なとり「あー、なるほど。」
三原「そう。一緒にやるっていうことがなんか嫌やな、みたいな時期。でも可愛いもんで、バンドは一緒に組む、みたいな(笑)」
なとり「あはは(笑)」
三原「よく分からん関係性やったから、そういうのはなかったね。」
なとり「それでめっちゃこんなかっこいいバンドできてるんだから、もうすげえいい話ですよね。」
三原「弟がいい曲書くんですよ。」
なとり「いやー。でも、それを歌いこなしてるのもめちゃくちゃすげえなって思って、やばいっす。ちなみに、最初の音楽の原体験になった曲みたいなのってあります?」
三原「えーと、アーティスト?」
なとり「アーティストでも曲単位でもいいんですけど。ルーツというか。」
三原「あるかな?…あ、でも。自分たちの個性大事にしたいなと思えたきっかけは「たま」っていうアーティストに出会ってからですね。」
なとり「ああ!はい。」
三原「もう個性の塊みたいなもんやんか。そもそもバンドなのかどうかも分からへん。音楽隊としてやってて。ドラムの人なんかドラムじゃなくて、風呂桶叩いてるから。音楽って、何か楽器があって、ドラムセットがあって、パーカッションがあって、それを叩いてることが正解じゃなくて、本当にいい音を突き詰めたらああなっていくんだ、とか。音楽の一番本質を知れたのは「たま」に出会ってからやな、っていうのはあったりする。」
なとり「あー、そうなんだ。でも、俺もその原体験の話で言うと結構変わってて。ORANGE RANGEの『キリキリマイ』って曲があって。そのリミックスが僕が音楽にハマったきっかけだったんですよ。」
三原「えー!マジ?(笑)」
なとり「当時、ドラム・ギター・ベースが鳴ってれば音楽、っていう概念があって。そういうマインドでこう音楽を聴いてたんですけど。ORANGE RANGEが出したリミックスアルバムに入ってる『キリキリマイ』を聴いてから「え、待って、何この音」みたいな。」
三原「おおー。」
なとり「「ボーカルって、こんなわけわかんないピッチにしていいんだ」みたいな。そういうのを知ったときに、それがめっちゃ気持ちよくて。こういう音が鳴っててもちゃんと音楽として成り立ってるんだ、っていう発見を聴いてから、音楽にハマっていったのがあったので…。最初不思議な音から始まるっていうのは結構ありますよね、音楽にハマる原体験が。」
三原「いや、でもそれは感性が素晴らしすぎるけどね(笑)」
なとり「ははは(笑)いやでも、なんか不思議な音って結構憧れる節あって。」
三原「おもしれー!」
なとり「そうなんですよ。僕フレデリックも結構それでハマったきっかけがあって。なんだっけな…カスタネット?それこそ『オドループ』の2番で出てくるカスタネットが。俺、カスタネットをこんなキメで使うんだ!っていう驚きが最初あって。それがずっと引っかかってて。ずっとYouTubeで聴いてると「やばい、めっちゃ踊りたい」みたいになって。」
三原「捕まってしまった?(笑)」
なとり「そう、なんか不思議な音って結構やっぱ憧れるんですよね。そういうところで、今ちょっと勝手に同じような印象を抱いてたというか。同じものを持ってる感じがあって、嬉しかったですね。」
三原「ね。共通点多そうですよね。」
なとり「そうですね。なんか、そういうところでももっと話したいなと思いました。ということで、このあたりで一曲!今日の「REQUESTALK」では、お互いの曲をセレクトということで。まずは、なとりがフレデリックの曲を選びました。選んだのは『シンセンス』。」
三原「おお、『シンセンス』?」
なとり「『シンセンス』大好きで。もう母親の車の中でずっと聴いてたんですけど。」
三原「マジ?(笑)」
なとり「最初のギターのカッティングから、とにかく掴まれる音というか。本当に俺たちの持ってるワクワク感をずっとくすぐってくれる曲だな、ってずっと思ってて。メロもすごいかっこいいし歌声もめちゃくちゃ好きということで、選ばせていただきました。」
三原「ありがとうございます!」
写真提供:FM802
撮影:菅 朋香
(2026年4月 5日更新)