最後に、実際に参加した人の感想も知りたい。ということで、現地を訪れていた二組に話を聞いてみました。
まずは20代と30代の男女二人組。男性は3回目、女性は4回目の鑑賞と、共に複数回『超かぐや姫!』を観ていました。発声可能上映の経験がある男性は「臨場感があるというか、みんなで一緒に応援している感は、ここでしか味わえない体験」とコメント。
臨場感と一体感は劇場上映ならではですね
今回がはじめてだったという女性も「経験値が高そうな人たちも多くて、盛り上げるところは盛り上げて、そうじゃないシーンはちゃんと静かにしてて。もうさすがだなって」と感心していました。
『超かぐや姫!』の魅力を聞くと、女性は「ファンの人たちはみんな推しのキャラクターがいるはず。劇中の推し活の様子とかも共感できました」と話します。本人も劇中に登場するプロゲーマーグループ・Black onyX(ブラックオニキス)が推しのようです。
一方の男性は、BUMP OF CHICKENやボーカロイドの起用といった音楽面が気になって視聴。実際に観てみると「内容やキャラクターの深掘りも面白かったです」と話してくれました。
建築学部の学生は仮想空間「ツクヨミ」の建築に感動
続いては、学生の21歳男性と社会人の22歳女性という二人組。女性はなんと完全初見。他の作品で発声可能上映の経験はあったため、初見であっても今回の上映を選んだようです。
なお、周囲の友人から「面白い」という話を聞いてハードルが上がっていたものの、「楽曲のアレンジがめちゃくちゃよかったです!」と力強く語りました。
表情の変化からも楽しそうな雰囲気が伝わってきました
対して、大学で建築を学んでいるという男性は、『超かぐや姫!』のディテールの細かさに注目。
「かぐやと彩葉がマンションに引っ越した当初、荷物を開ける時に出てきた参考書が、本当に東大受験する人の参考書だったんです。あとは仮想空間『ツクヨミ』の中の建物。きちんと日本らしい柱が使われていたんです」と、そのつくり込みの細かさに驚いていました。
物語の展開に声量も感情も左右されっぱなし
余談ですが、1人の視聴者としても本当にここまでの大反響には驚くばかり。VRChatでのライブや期間限定の劇場上映、さらには上映館数の拡大、そしてそれらの展開のスピード感──完全オリジナルアニメでここまでの熱狂を巻き起こしている作品を近年では知りません。
山下清悟監督をはじめとしたスタッフの方々には、いつか、どこまで計算していて、どこから勢いを絶やさないようそれまで以上に走りはじめたのか、答え合わせをしてみたいところです。
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